魔女の塔攻略-プロローグ-。
魔女の日以降、彼女らの激しい侵攻により
数年に渡り苦境に陥れられてきた王国側であったが、
勇者プロジェクトや魔法の発達により
徐々にその力を跳ね返してきた。
ついに、魔女の塔へ反撃の狼煙を上げようとしている。
 
中央王国の広場に大勢の兵士が集まっていた。
お城のバルコニーの上に姫、フロンリーフが現れる。
「王国の皆さん、魔女の狼藉にここまでよく耐えてきてくれました。
 今度はこちらからから撃って出て行ってドッカンドッカン塔を
 破壊してさしあげますわ。」
『おぉぉ! 姫様ー』
姫様の勇ましいスピーチに熱気が上がる。
「つぎは、ゆうしゃミリアさんから一言ありましてよ」
拡声器の前に突き出されるミリア。
お洒落なドレスに身を包んだゆうしゃ様がガチガチに緊張している。
「頑張って」姫様にぽんと背中を叩かれる。
しかし、ミリアは人前に出ること自体苦手なのであった。
「あ、あの……こんにちは」メモを見ながらたどたどしく喋り出す。
そのとき強い風が。
びゅう〜〜〜
手に取ったメモが空へと飛ばされてしまう。
「あっ」必死に手を伸ばすが、更に強い風が。
びゅううううう〜〜!
ミリアのロングスカートまで捲りあげてしまう。
 
『おおぉぉぉ!!』
「い、いやあああんっ」
 
慌てて手で押さえるも、
 
『見えた!ぱんつ、ぱんつっ!』
 
大衆は大興奮。
 
『アンコール!アンコール』
アンコールがとまらない。
 
収拾がつかなくなり、あたふたするミリアに。
「やれやれ」と近づくお姫様。
『こほん、皆さん、お静かに』
助け舟を出してもらえたと思い、安心するミリア。
お姫様はおもむろにミリアのスカートの裾を捲りあげる。
「ちょっとだけですわよ?」
ドレスに似合う高級な白いレースのショーツが姿を現す。
「ひゃっ、フロンリーフ様っ、や、やんっ」
 
『姫様ー最高ですー!ぱんつ!ぱんつ!』
 
「ミリアさんのスピーチでは間が持ちませんもの。少し我慢してくださいね」
フロンの綺麗な顔でそう言われると、どうしようもできず。
「ゃん……だめ……」
腰を引いたり足を動かしたり逃れようとするものの、たっぷり見られてしまう。
 
 
その後、順調にセレモニーは進み豪華な食事とお風呂も終えて、
やっと開放されたミリアは大きなベッドに倒れこむ。
 
「コンコン、ミリア起きていますか?」
ルルの声。
「はい、今開けるね」
ミリアが戸を開けると、パジャマ姿のルルが入ってきた。
二人、ミリアのベッドの上に腰を掛ける。
「いよいよですね」
唐突に話を始めるルル。
そう、明日から本格的に塔の攻略が始まる。
ミリアはいつもながら、重責に押しつぶされそうになっている。
そんなときルルはいつも力をくれる。
「ミリア……悩んだのですが、あなたに私の力を授けようと思います」
「力?」ミリアはいまいちぴんと来ていない。
「ええ。私もミリアと一緒に塔へ行きたいけど。行けないから」
ミリアの肩にルルの手が触れる。
「こんな力がなくてもいまのミリアならきっと魔女を倒せるでしょう……
 でも、出来ることは全部しておきたい……という、私のわがままです」
「ふわ?!」
不意にルル額をミリアのおでこにくっつける。
「実はまだ踏ん切りがつかなくて。ごめんなさい。ミリアが嫌ならここでやめてしまいます……」
震えた声でルルがミリアに告げる。よく見ると目が潤んでいる。
「……ルル、側にいなくてもわたしたちいつも一緒に戦っているよ」
 
くちびるとくちびるがひとつに繋がる。
お互い、顔を真っ赤にして、何がおかしいのかくすくすと笑い合う。
どちらからともなく何度も口付けを交わす。
二人とも甘ったるい気分になりパジャマを脱がしあう。
下着姿くらいはお互い見慣れているため別段恥ずかしいと言う訳ではないが
下着を脱がされたときは流石に恥ずかしく感じた。
凝視するミリアの視線に「恥ずかしいから」と膝立ちで身体と身体をくっ付けてしまう。
手を背中に回し胸と胸が押しつぶされる。
また口付けを交わし、唾液が口と口の間に橋を作る。
「ぁふっ」ルルが喘ぐ。
不意にミリアの膝がルルの又の間に入ってきた。
ルルは少しとがめるように視線を送ってみたが
ミリアの切なそうな表情が大層愛らしく感じ、
逆にこちらからも膝を押し付けてやる。
くちゅ……
水音が聞こえた。
ミリア、濡らしちゃってるんだ……
そう認識したときゾクゥとルルの身体が痺れた。
くちゅ……くちゅ……
今度はミリアではなくルルの方から聞こえている。
かぁぁ……ルルは耳まで真っ赤に染めてしまう。
お互いに甘い吐息を漏らし、また其れを互いの
耳から頭へと響き渡らせる。
(とろけてしまいそう……)
ミリアは旅のハプニングでえっちな目に合うことはあっても
このように、自ら望んで欲望に身を任せたことはなかった。
身体だけではなく、今は心まで反応して、快楽を求めている。
もっと気持ちよくなりたい。
その思いがお互いに体勢を変えさせ、ベッドに寝そべり、
そして、二つの貝が中央で合わさる。
押し合わさるたびにぐちゅぐちゅと激しい音ととろける香りを放つ。
あわびが真珠を覆いまた真珠同士も押し合い、へし合い。
まるで蛸のように艶かしく二人の腰動き、脚がぬるぬると絡み合う。
ルルはシーツを掴んでもなお我慢しきれない刺激につややかな声を漏らす。
ミリアも負けじと甘い声をあげ、桃色のオーケストラを奏でている。
メゾピアノ(やや弱く)からフォルテッシモ(非常に強く)まで上り詰め
ミリアとルルの脚がけいれんを始める。
「はあぁっ、、、あああっっ!!♪。。。」
「あっ、、あああっん!!♪。。。」
 
 
 
ルルは気だるい身体を動かして。
「ミリア……、ごめん。力を与えることをすっかり忘れていました」
「えーっ!?!」衝撃の事実に驚くミリア。
 
「もう一回です、ね?」嬉しそうに抱きつくルルに断ることなんてできずに。
というよりはミリアもまんざらでもなく−−
 
『あーん!!♪。。。』
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