身体の自由を奪われ、スカートの裾に複数の風船を付けられているお姫様、フロンリーフ。
すでに、ぺろんと可愛いおしりを丸出しにしている。
屈辱と羞恥で顔を真赤にしている姫。
さらに、
「はぁい、時間切れですわ。お姫様」
塔の主クイは、更に風船を手に持ち、姫のスカートに取り付けようとしている。
「……やめなさい。これ以上の狼藉は許しません……」
そこに、
「フロンリーフ姫! 助けに来ましたぁー」
「来てくれましたか、ミリアさんッ」
頼みの勇者が助けに来てくれたことにはホッとする。
が――
「ミリアさん……ゾンビにでもなりましたか?!」
ミリアの姿を見て驚く姫。
「だ、だって、妖精さんが服、返してくれなくてッ。道中で手に入れたアイテムで隠してます〜……」
ミリアは裸体にトイレットペーパーを身体に巻きつけた格好をしていた。
ミリアも、フロンリーフがお尻を丸出しにしている姿を見て、
「わ、フロンリーフ姫、すぐ助けに行きます……!」
姫の方へ駆け寄ろうとした。
「ぱんつもはいていない野蛮人は相手にしませんわ……風よ……」
クイが魔法を発動する。
びゅう!!
ミリアの目の前に風の壁が現れた。進もうとしても押し戻される。
「きゃ、これ以上先に進めません……」
「そこでお姫様が恥ずかしい目にあうのを見ているがいいですわ」
クイは中断していた風船を付ける作業を再開しようとする。
「(どうしよう、このままではフロンリーフ姫が大変なことになってしまう)」
ミリアが悩んでいると、背後に、ついてきた妖精たちがミリアに助太刀を申し出た。
『ミリア、わたしたちに任せるョ(ゾ)(ヮ)(ネ)(ナ)』
「わ、妖精さんたちおねがいっ」
すると、5匹の妖精たちが力を合わせて
物理的に、ミリアを後ろから蹴り飛ばした。
「ひゃんっ」
びゅう!!!
ミリアは勢い良く頭から風の壁にぶつかり……壁を抜けた!
「きゃあ〜〜〜!紙が全部飛んできましたぁ〜〜っ」
そう、身体に巻きつけていたトイレットペーパーが全て吹き飛んだ。
ミリアは慌てて身体を腕で隠す。
素っ裸にはなってしまったものの、風の壁を抜けるという目的は成功した。
「なんなんですの、もう! 先に野蛮人さんから片付けて差し上げますわ」
ミリアの方へ向き直るクイ。
素っ裸で勝てる相手ではないのでミリアは仕方がなくV字鎧に変身することにした。
「お着替え!」
ミリアは腕輪のアイテムに声をかけ、手を上に伸ばす。
ピカリとミリアの裸身が光りを放ち、腕輪から出現した布がミリアの際どい部分を保護する。
V字のいわゆる紐水着に似た形の軽鎧である。
「うぅ……お着替え完了! それと、剣君ー!」
ミリアは魔法の剣を呼びつける。
空の彼方より「魔法の剣」が現れる……が、
「風よ……吹きかえせ……!」
びゅう〜
クイが横入りをする。
風の魔法を発動し、せっかくやってきた剣は来た彼方へと吹き飛ばされた。
「ああああっ、剣くん、剣くーん!!」
ミリアが何度も呼ぶが、もう剣は戻ってこなかった。
「どこまで飛ばされちゃったのーー」
「心配する必要なんて御座いませんわ。野蛮人さんも後を追うことになりますの」
クイは魔法の呪文を唱えだす。
「風よ……吹き飛ばせ……!」
クイの前の空間からミリアに向かい空気の移動が始まる。
びゅうううん!!!
「ま、まってー、きゃ、きゃああーーーー」
踏ん張らなければ、人間でも飛ばされてしまうほどの突風がミリアを襲う。
ここで、ミリアの身に着けている鎧の力が発動する。
この鎧は魔法のダメージをすべて無効化するため、
ミリアは一歩すらその場から移動することがなかった。
「ふあっ……くふんん……」
ただ、その代償として……
無効化させるために鎧が振動をするのだが、
主にはミリアの胸の先と股間部分が振動していたのだ。
ミリアの口から怪しい吐息が漏れる。
「……ふぁぁふぅぅふふぅ……」
風が去ったあとのミリアは顔を赤らめ息を荒げている。
「な、なんですって?」
クイにとってはこの結果は意外だったらしく
「お手加減をしすぎたようなの、次は本気で−−」
クイが呪文を唱え始める。
「まままま、待ってください」
ミリアには堪ったものではない。
「問答無用ですわ……風よ、回り回り嵐と変われ……大風嵐!」
クイがミリアに向かい大魔法を放つ。
竜巻の魔法だが、竜巻が横に倒れた形、ミリアから向かって反時計回りに渦を巻く。
「わ、わわわーーー!!」
絶大な魔法力がミリアに襲いかかる。
それが全て性的な刺激に変わる時の被害を想定し、悲鳴を上げるミリア。
しかし、逃げ出すこともできず正面からくらうことに。
「やっ、いやあああああゃっ……!!!!」
ミリアの叫び声が風にのって後方へ流れる。
ミリアの身体を突き抜けていく竜巻。
鎧が軋み吹き飛びそうなくらい激しく振動していた。
ミリアの際どい部分を力強く性的な刺激を繰り返す。
結果から言うと、その衝撃にミリアは耐え切った。
ただ、その代償は大きく
口は開き端から涎がこぼれ、胸の先は生地を押し上げ外からでも見てわかるほど固くして、
脚は震え内股となり、その内股に愛液が伝わり滴る。
「はぁ、はぁ、はぁ……んくっ……」
肩で息をするミリア。
驚いたのはクイ。
「ど、どうしてこれで平然と立っていられますの?!」
すっかり動揺している。
「あふ、わ、わたしには……んはっ、魔法は通じません、降参してください……」
出来る限り冷静に、しかし余韻に身体を震わせながらハッタリをかませる。
「もう一回ですわ、こんどこそお姉様を吹き飛ばして差し上げますこと!!」
「えーーーん、ももも、もうやめてくださいぃ!(次きたら……わたしどうなっちゃうの!?)」
ミリアの心の声を読めないクイ、読めたのはこの人。
「無駄ですわ。ミリアさんには魔女の魔法は通じません」
姫、フロンリーフがミリアの助け舟を出す。
「そんなこと、何かの間違いに決まってますわ」
と、クイ。
「わたくしは無益な争いは好みませんの。王家ぱんつの残りの2つもお渡ししますので条件を聞いてください」
フロンリーフはクイの注意をミリアからそらそうとする。
クイにとってももちろん悪い話ではない、この誘拐事件の目的も王家のぱんつだからだ。
「……条件とはなんですの?」
「あなたのぱんつと王家のぱんつを交換ですわ」
「わたくしのぱんつですって?」
今つけているぱんつはお気に入りで、断腸の思いではあるが、王家のぱんつと比べると価値は低いものである。
「わかりましたわ、このぱんつと、王家のぱんつと交換ですわ」
「……それで価値が釣り合うとでも?王家のぱんつ3枚ですわよ?とうぜん、あなたの持つ全てのぱんつと交換ですわ」
「な……わたくしのコレクションを?! 馬鹿にするのもいい加減になさってくださいませんこと!!」
クイはフロンリーフに怒気を含んだ声を張り上げる。
「交渉決裂でしょうか、ミリアさん、やってしまってよろしくてよ?」
いつの間にか近づいていたミリアがクイに掴みかかる。
「しま……っ……」
冷静さを欠いたクイは罠にはめられたことに今気がついた。
そして−−
ちゅう。
ミリアの唇がクイに触れた。
「あふん、魔法封じの魔法です。魔女さまの魔力は封じましたぁ〜!」
「なんですってーーー?!!」
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
捕まえられたクイ。
Xの字にはりつけられている。
(なぜか妖精さんがミリアに進んで協力をして、大人のおもちゃの部屋より持ちだしたようだ)
塔の働きを止めるため、今からえっちなことをされていかされてしまうらしい。
「やっぱり野蛮人……あと裏切り者」
「わたくしも先ほどのお礼を差し上げなければなりませんねー」
フロンリーフ姫だって表情はニコニコしているものの、内心はお怒りのようである。
ミリアは、妖精さんにもらった魔力でぶるぶる震える石を持つ。
妖精たちはというと、やんややんや、賑やかしながら見学してる。
「では行きますね」
フロンリーフはクイのスカートの裾を持ち、ゆっくりと焦らすように上に上げていく。
クイの白い太ももがちらりと見えてくる。
「うー、やめ……やめなさ……い!」
顔を真っ赤にして抗議をするクイ。
「ぱんつマイスターさんはどんなぱんつを身につけていらっしゃるんでしょう?」
姫は少し興奮気味にいじわるな口調。
ぱんつが見えた。
レースの付いた純白のぱんつ。
「まあ、可愛らしいぱんつですこと。さすがぱんつマイスターさんですわねー」
姫が煽る。
「う、うるさい……ですわ」
クイは怒りと、羞恥で顔が真っ赤になっている。
「では、先生。お願いします」
「は、はい」
ここでミリアの出番である。
ミリアは手にした石をゆっくりとぱんつごしにクイの股間に近づける。
「や、やめてくださいましっ……!」
石がぱんつに触れると、クイは驚いたように身体をびくんとさせて
「ふはっっ……!」
と、口から小さく吐息を漏らす。
「全然何も感じませんわ」
うそぶくクイに、
「おかしいなあ……?」
クイに変化が感じられないように思え、ミリアが疑問を抱く。
「ふふ、本音ではいいみたいですわ」
微妙な変化を見逃さないフロンリーフは、
クイの身体が徐々に発熱を始め、体温も上がっているのに気がついた。
フロンリーフの言葉を聞いてミリアは、ふにふに、ぱんつの上から何度も筋のとこに押し付けてみる。
クイの身体に大きな変化はないが、若干、眉がしわを寄せて、身体から汗が浮き出てきている。
脚の筋肉がぴんとはりつつある。
……そして、観念したかのように、
「あの、参りましたわ。ぱんつが汚れそうなので脱がさせてください……」
自分の心配よりも先にぱんつの心配を始めた。
ミリアは一旦手を止めて、フロンリーフの許可を得て
クイの脚からぱんつを脱がしてあげた。
まだ生えてもいない少女のあそこが露わとなる。
ぱんつを失った不安感と高まる羞恥心とでクイは体を震わせる。
ミリアは振動を再開をすると
ぱんつがない分、的確にクイの秘所に石を当てることができた。
ぱんつを汚す恐れがなくなったためか、クイの愛液が次々に溢れてくるようになった。
「あっ、ふっ、んん」
腰を艶めかしく動かして、感じていることすらを隠さなくなっている。
ミリアはクイのクリトリスに石を押し当てる。
「あん、あぁんっ」
今日一番の甲高い声。
ミリアはそこに何回も石を押し当てる。
「ひゃ!ひぁ!ひゃうん!」
当てる度にクイの腰が跳ねる。
突起が痛々しいほどに固くなっている。
ミリアはそこに、逃がさないように、ずれないように押し当てる。
「そこばかり、振動が、ひゃ、ひゃう、ひゃあ、ひゃん、ひゃうううんんんんん!!!」
クリトリスを覆う皮がめくれ、直に石があたると、
クイはもう何も考えることができなくなり、
それでも責め立てられ、逃れられない快感に心も身体を支配されてしまう。
「わ、わたくし、わたくしぃ、も、もう、もうだめですわあああーーーーっ!!!」
びくびくっ、びくびくっ …… 何度も身体を痙攣させるクイ。
こうしてクイはいかされた。
と同時に風の塔はその働きを止めた。
標高高い塔の屋上に急に強風が吹き荒れる。
魔力でコントロールしていた空気が自然の厳しい動きに戻り、
ミリアとフロンリーフを塔のてっぺんから吹き飛ばしたのだ。
びゅうううううーーー
・
・・
・・・
・・・・
・・・・・
主の危機を嗅ぎつけた翼竜がミリアとフロンリーフを空中で受け止めた。
風の塔を攻略した勝利の余韻に浸りながら、
気持ちよさそうに風を受けて、二人は空を飛ぶ竜に乗っている。