風の塔-<おとなのおもちゃの部屋>-。
「ミリア、試練の部屋はここで最後だョ」
パンツ妖精に連れられてとうとうここまできた。
「早くここも攻略してフロンリーフ様を助けなきゃ」
ミリアはその決意を新たに部屋へ入る。
「よろしくお願いします……わ、なにこれ」後ずさるミリア。
ミリアの目に飛び込んできたのは妖しい道具の数々。
手錠、つり革、魔法のこけし、女王様コスチューム……など。
中には"ウィンウィン"動作中のものもあった。
「こ、ここは何の部屋ですか」
「大人のおもちゃの部屋って聞いたゾ」
「ほんといかがわしい部屋ですヮ」
「ミリア頑張って探してネ」
「はうー。 よ、妖精さん〜、どこですか〜」
妙にドキドキしながら妖精さんを探し始めるミリア。
探し始めること5分――
「あ……! 妖精さん見つけた!」
部屋の隅っこで黙って座っているだけであったが、部屋の雰囲気に同化し過ぎて気が付かなかったのだ。
「見つかってしまったナ。
 あたしは妖精のプレーン、ここの部屋の管理人ナ」
妖精のプレーンは目元に蝶マスクをしている。そして無地の紫のパンツを頭にかぶっている。
「あたしの指令はこれまでの部屋ほど甘くナい」
「……あんまり恥ずかしいのは」ミリアは困った表情を浮かべる。
「まずは着替え、バスタオル1枚ナ」
ミリアは差し出されたタオルを受け取る。
「うぅ、嫌な予感がします……」
ミリアはロデオマシーンのようなものの影で衣服を脱ぎ、そしてバスタオルを体に巻き付ける。
「はぃ。着替えましたぁ」
まじまじとミリアの身体を見るプレーンに、不安げなミリア。
そしてソファに座らされて指令が下る。
「バスタオル一枚で、今からここで一人えっちをしナ」と。
「!? そ、そんな。妖精さんの目があるし、恥ずかしくてとても……ッ」
「じゃあ失格ナ」にべもなく言う。
「う、そ、そんな」
ミリアは助けを求めようと他の妖精に視線を送る。
「ミリア、ここまで来たんだしいけるョ」
「応援してる。がんばってお姫様を救うんだゾ」
「ミリアのひとりえっちを見てみたいヮ」
「行けるよネ?」
――味方がいなかった。

「……くすん。 フロンリーフ様の身には変えられません。 で、でも、少しだけでも、出来れば、それで合格にしてくれますか?」
「いくまでとは言わない。適当なところで止めるナ」
「はぃ……うぅ……」
ミリアは5匹の妖精が見守る中、勇気を振り絞って自分の身体を慰めようとし始める。
バスタオルの上から、左手を右の胸に、そして右手は脚の付根の間へと、添わせる。
目を閉じて。
ぎこちなく、両手が動く。
「だめだナ」プレーンが口を開く。
「え……?」ミリアが目を開ける。
「もっと激しくしなきゃだめだナ」
「そんな……」
「プレーンは厳しいね! ミリア、私達が助言するョ―」
「あ、ありがとう……」
「ミリアはこれまでいろんな試練を乗り越えてきたゾ、だから出来るゾ」
「そう、私のおもちゃの部屋ではスカートを見めくってぱんつを見せてたョね。思い出すんだョ」
「あう……かぁぁ(思い出したくないよう)」
「そして、お菓子の部屋では見事に胸の谷間から胸を晒すことに成功したゾ」
「ぁぅぁぅ。。(言わないで)」
「それからほんの部屋でヮ、ちゃんと激しい喘ぎ声を口から出すことができていたヮ」
「ぃゃ(ひーん、忘れたいのに)」
「服の部屋では全裸で足を開いてブリッジまでしてたよネ」
「言わないで……(恥ずかしい思いが全部蘇ってきちゃう!)」
しかし、そのせいでミリアは少し興奮状態に陥る。呼吸が荒くなり身体も熱を帯びる。
「いいョ、ミリア。それから私達のアドバイスを聞いてョ」
「え、う、うん……フロンリーフ様のためだもん……」
ストライプはミリアの耳の近くまで飛んでくると、
「タオルの中で直に触れるんだョ」
耳元でアドバイスを送る。
「っ……ぅぅ……恥ずかしい……」
「早く決断しないと時間が経つ一方だョ」
「わ、わかりました……」
ミリアはタオルの中に手を入れて、タオル越しではなく直接自身の体を触ることにした。
すると妖精のドットもミリアの耳元に近づき、
「ボクのアドバイスも聞いてミリア。胸を触る力をもっと強く、そして早く動かすんだゾ」
「……ッ……こぉ……ですか……?」
言われたとおりに胸を触る力を強くする。
ミリアの眉間にしわができ、頬にうっすらと汗が出る。
「次ヮ、ワタクシの助言も聞いてほしいヮ」
反対側の耳元にチェックが近寄ってくる。
「声を出して。自分の声を聞くと、もっと盛り上げられるヮ」
「みんなに聞こえちゃいます……ンっ……ふ……ぁっ……ふん……」
言われたとおりミリアの口から甘い吐息が漏れる。
最後にワンポイントもミリアに近寄り、述べる。
「バスタオルが外れそうになっても気にしないでネ。もっと大きく動いてネ」
「で、でも、見られちゃうと思うと……ふあっ……ぁんっ……ぁぁ……ぁぁんっ……」
妖精のアドバイスによってミリアに変化が生じてくる。
直に身体に触れているため、バスタオルの上からでも、ぞもぞとミリアが指を蠢かせているのが解る。
胸を揉むだけではなく、胸の先を指先でくにくにいじっている。
ミリアの荒い吐息と甘い声が部屋の中を響き渡る。
初めはタオルが少し緩くなるだけでも気にしていたが、今では
バスタオルがはだけた隙間からは白い肌がチラチラと見えてしまっている。
際どいところはなんとか隠れているものの、もはやそれらもいつ露出するかわからないような状態に。
「やれば出来るようだナ。だいぶ合格点に近くなってきたナ」
「(こんなに恥ずかしい思いをしているのに……まだ合格点くれないんだ……これ以上どうすればいいの……)」
「大丈夫だョ、ミリア。もっとアドバイスを聞いてョ」
「胸を触るのはストップだゾ。下の方に神経を集中したらいいゾ」
「そうですヮ、いまはあそこの穴とクリちゃんに指で両方いじるのだヮ」
「集中してネ、余計なことを考えずに気持よく感じてネ」
妖精の助言に耳を傾け、ミリアは胸を触っていた手も、下に回す。
呼吸荒く上下するミリアの胸、その胸先に2つのぽっちが主張するかのようにバスタオルにテントを張る。
クリトリスに右手の指をあて、それを震わす。
あそこの穴に左手の指をあて、第一関節まで出し入れする。
「……ぁッ……ぁッ……ぁッ……ぁッッ……」
短く、甲高い喘ぎ声がミリアの口から発せられる。
意識せず、徐々に脚が開いてミリアの白いむちむちなふとももが顕になる。
また、甘美な刺激に腰をよじらせたため、覆うバスタオルがずれ落ちて片方の胸を完全に露出させてしまう。
「……あんッ……あんッ……あんッ……あんッ……」
ミリアはそんなことお構いなく、むしろ気がつきもせず、どんどんと高みへ登っていく。
「……あッはああッ……妖精さん……助けて……止まらなく……あはぁあぁぁああんんんんんんんッッ」
びくん!
大きくミリアの身体が跳ねる。
ゾクう……ミリアの身体に言葉に出来ない程の快感が走る。
びくん!!
びくんびくん!!!!!
思い切り大きくのけぞり、脚がつるほどに伸ばされて。目がどこを見るでもなくぼんやり焦点が合わず。
「そこまでは求めてなかったがナ、なかなか優秀だナ。時間はかかったが合格だナ」



>服を奪われてしまったミリアの装備は……


1. 恥ずかしいから何か隠すものを探す (時間がかかる)


2. トイレットペーパーを身体に巻き付ける (手軽。時間の節約)
 

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