副将戦
勇者側はサキ、水魔女側はストロベル。
「副将戦はあの脱衣の娘ですが」
レモーヌは苦々しい顔をしている。
「勝つよ。コル様に回す前に勝負を決めてくるから」
ストロベルは決意に満ちた面持ち。
「いい表情です、ストロベル。今回は相手が相手です、精一杯頑張りなさい」
水魔女コルエットがストロベルの後押しする。
「はい。コル様、行って来ますね」
一歩一歩踏みしめてステージに登るストロベル。
見送る水魔女とレモーヌ、マロロン。
「ストロベルは勝てないのでは?」レモーヌの問いに
「どうでしょうか。あのこはあれでいてやる時はやってくれます」
「うーん、羨ましいのでしたッ、ストロベルはなんだかコルエット様に信頼されています」
マロロンの少し拗ねたような発言。
「それに、もし負けてしまっても…………美味しい……」
ボソと、コルエットの心の声が表に出てしまう。
大好きな部下が恥ずかしい目に遭ってしまうことをちょっぴり期待するコルエット。
「コルエット様?」
「コホン……もし負けてしまったとしても、つぎ私が勝てばいいだけことですから。」
清まして言い直すコルエット。
「おぉー、さすがコルエット様でしたッ」ぱちぱちと手を叩くマロロン。
「……」
コルエットの性癖を知るレモーヌは、ジーと物言いたげにコルエットの横顔を見ている。
勇者側、ピンクの道着を身にまとう格闘娘サキ。
水魔女側、ベルトに下げた二丁の水鉄砲、赤い水兵服のストロベル。
両者の闘いが切って落とされる。
「……すみませんぅ、その前に少し時間いいですかぁ?」
サキは断りを入れ道着を脱ぎ始める。
道着の下にはマイクロミニの紐水着を装着していた。こちらもピンクの色。
生地が申し訳ないくらい少なく、激しい運動をすれば発育の良く育った部分ポロリといってしまいそうなビキニ。
「はぅぅ。やっぱり恥ずかしい……」
もじもじと身体を縮こませる。
マロロン:さっそく脱いでいるのでしたッ。
コルエット:はふん、相変わらず恥ずかしいお人ですね(じー)
レモーヌ:……見過ぎですよ。
ストロベルは当惑した。
「うッ、いろいろツッコみたいけど、下手に煽ると羞恥心が増加して強くなると聞くし、何も言えない……」
「すみません……そんなに見ないでくださいぃ」
もじもじと恥ずかしがっているサキ。
「何も言ってないのにひとりで盛り上がってる!? もう無視して攻めるか!」
サキはベルトから水鉄砲を抜き、打つ。
ドン! ドンドン!
魔力で圧縮された水の弾がサキをめがけて一直線に。
「ふぅぅ……た、やーー!」
ぱぁん! ぱぁんぱぁん!
サキの拳が水の塊を粉砕した。水しぶきが派手に四散する。
「あれを素手で!?やっぱり化け物!」
苦笑いをするストロベルだが、
「ふーふー、手がじんじんしますよう」
サキも少しは無茶をしてたらしい。
「我慢比べね、手がだめになるまで、撃つ!」
バンバン!
ストロベルは長期戦に持ち込もうとしている。
一方、サキの方は素手でしか攻撃の手段がないので間合いを詰めようとしている。
水の弾をかわし、ある時ははじき、虎視眈々と隙が生まれるのを待つ。
「いまだぁ!」
狙いの甘くなった水弾を、小さな動作で避け、
ストロベルの懐に入り込む。
「!」
「とらえましたあ!」
サキの鋭い中段の蹴りがストロベルの脇腹に入るように見えたが…
ばあん!
その脚に対して、ストロベルが打ち込み、迎撃した。
「なッ!?」
ストロベルはさらに追い打ちで、サキの身体に水弾を連射する。
バアン!
「きゃっ」
サキの体は宙を飛び、舞台の外へはじき出されそうになる。
「くっ……」
ぎりぎり踏みとどまったサキは、更に飛んでくる水弾を横っ飛びで避ける。
「あーあ、おしいなー」
残念そうなストロベル。
「強いですよう……」
キサナ:サキ、まどろっこしいから全部脱いじゃいなさい!
ミリア:ええっ、キサナちゃん過激だよぉー
「う……わ、わかりましたよう」
周りが見つめる中、サキはもじもじと身体を隠しながらビキニを脱いだ。上下とも。
「あーん、恥ずかしいですう」
それを見ていたストロベル。
「お。本気だねー、そうしたらあたしも全力で……!」
そう言うと、ガッシーンと、2丁の拳銃を直列に繋ぎあわせ、大きな銃を作った。
「い、い、行きますよう?」恥ずかしさの涙をこらえながら突進するサキ。今まで以上の速度でストロベルに近づく。
ストロベルも、銃でサキ狙いを定め、引き寄せて……撃つ!
ドー―ン!
大きな水弾が発射されサキを襲う。
弾が大きすぎて、避けることが間に合わない。
「はぁぁ! たああ!」
バシーーン!!
サキ渾身の一撃でその弾を粉砕する。
しかしその衝撃で1歩2歩後ろに後退してしまう。
「さすがね、まだまだ……!」
ストロベルがまた魔力を込め、更に威力をました水弾を撃つ。
サキはまた粉砕するも、徐々に押され始める。
「強い……ですよう!」
じりじりと後に押し戻されるサキ。
そして、ついに舞台の端まで追いやられる。
「これで終わり、だ!」
カチ……
サキの最後を告げる水弾は、しかし発射されることがなかった……。
「だめだー。もう魔力が空っぽ……」
大きい弾を出しすぎて魔力が切れたのだ。
「ざんねんだなー、参った」
「勝った……? 強かったですよう」ペタンとその場に座り込むサキ。
「でしょう、つぎやったら勝てるかもね。まー、今回はベル様に任せよー」
――そして、ストロベルは自ら落ちた。
コルエット:あらあら。でも、あっぱれですよ。
マロロン:コルエット様。ぁ、感動して泣いてました……。
レモーヌ:これで大将戦まで来てしまいますね。
「泳ぐ力なんて残してないよ…勘弁してよ。」
ぜーぜー言いながら、なんとか水槽内の浮き島に辿り着くストロベル。
が、身体を島の上へ持ち上げる力は残っていなかった。
彼女の後ろから、何かが背を押してくれて、そのおかげで登ることが出来た。
「あ、ありが……たくない!」
手を貸してくれたそれは、タコのモンスターの足だったのだ。
タコの触手がストロベルの脚に絡みつく。
「きゃあ!もーかんべんして欲しいよー!」
尻餅をついてわめくストロベル。
姿を表したタコは全長1メートルほどの頭の大きさ。ただ、足は頭の2倍ほど。
ミリア:あーあ……今回はたこさんなんだ。
キサナ:ほんとにいろいろ飼ってるわね。ミリアの時はなんだろう?
ミリア:わ、負けるのが前提?!
キサナ:…………
ミリア:なんで黙ってるの、キサナちゃんー?!
その足がストロベルの脚に絡みつく。
「またこんな、えろいことを今度はあたしにするのね……やだ。うぇぇ気持ち悪い」
タコの姿はたしかにグロテスクな姿をしている。
複数の足がストロベルの脚に絡ませながら、胴体もストロベルに乗りかかるように近づく。
「やーだ! なによ、もう!」
脚に、吸盤が甘く吸い付き、ストロベルは戸惑ったような声を上げる。
「ねちょねちょして気持ち悪いんだってばー!」
もう既に内ももやおしりがネバネバした液体でびっしょりと濡れている。
そして大たこの影から、小さい――ハンドボール――大のタコが新たに2匹現れた。
「?!子ども?」急な登場に驚いたストロベル。
この2匹もストロベルの身体の上をネヨネヨ這うと、それぞれ胸の上に陣取る。
「え…ちょっとぉ!」
2匹の小ダコはストロベルの胸を足でいたぶり始める。
「な、なんなのよもぉ?!」恥ずかしさ隠しで大声を上げるストロベル。
そんな抗議にお構いもせず、小ダコはストロベルの胸の先に口を当て、真ん中にある突起を口に含めて吸う。
ちゅーちゅー音があたりに響く。
「ぃ、いやぁーん」恥ずかしさに身体をよじるストロベル。
大だこも負けじと、ストロベルのクリトリスに口を当てて吸い始めた。
「あ、っあはんっ!?」不意打ちに甲高い声を上げてしまうストロベル。
ちゅうちゅうちゅう………
タコが、3匹揃って、ストロベルの突起を吸う。
「ま、まって、まって。そんなのダメ……ダメっ」
今までにないほど弱気になるストロベル。
タコはストロベルの言葉に耳も貸さず、ときに甘く、ときに少し強めに。強弱を変えてちゅうちゅうと吸う。吸う。吸う。
「やっはんっ……だからっ、だめ、だってぇ……んはああんっ」
ストロベルは理性を失うまいと、流れ込んでくる快感に耐えようとするのだが、
敏感な3点を同時にじゅるじゅる音を立てて吸われては、ストロベルの身体は艶めかしく反応してしまう。
脚がつま先まで力が入り、ピンと伸びきっている。
「いやぁん、せめて音、やめて、恥ずかしすぎるっ!」
吸われているせいで胸の先もクリトリスもびんびんに硬く尖らせてしまい、
ストロベルの全神経がその3点に集中させられる。
「いーやー、気持よくないけど、けどけど、気持ちいいぃ……あああっ!」
ぷしゅとストロベルは潮を吹いてしまう。
「あっはあっ、ベル様ごめんなさぁい! 変になっちゃ、うぅ、あ、あ、あ、はああん!!」
びくんびくんと、ストロベルの身体が何度も跳ねる。
ストロベルは触手の責めに抗えず何回もいきました。
たくさんの投票ほんとに有難うございました!
※()内は前回までの得票です。
※得票数の多いほうが敗北
副将戦:
(12+5+4)+2票☆サキ 対 (9+8票+8)+8☆ストロベル
白票:(3+2+0)+0票
大将戦:
(14+9+8)+7票☆ミリア 対 (9+5+4)+3票☆コルエット
白票:(1+1+0)+0票
☆☆
引き続き、次鋒以降の勝敗投票を受付けします!
前期間で投票された人も投票可能です。
前期間までの投票に加算されます。
こちらから(別窓開きます)
投票期間9/8〜9/16
期間内の投票は1人様1回のみでお願いします。
他、長文で頂いた分は割愛させて頂きますが、ちゃんと読ませて頂いてます。