水の塔-<中堅戦>-。
二連敗と追い込まれた勇者さまチーム。
後がない中、中堅戦へ。 勇者側はキサナ、相手はマスカ。


「キサナちゃん、がんばって!」
戦いの場へおもむくキサナに、ミリアは励ましの声をかけた。
「うちが負けるわけないでしょ、ミリア」との返事のキサナに、
「でもでも、あの相手の人…怖いよ。気をつけて」
ミリアは過去にマスカに1度敗北したことがあり、キサナに注意を促す。
「……んー、ミリア」
ちょいちょいと手招きをするキサナ。
「キサナちゃん、なにー?」
キサナはミリアの手を引き、そして抱き寄せる。
「わ」
「心配しなくても。 あんなのこてんぱんにやっつけてくるからさ」
それから耳元で優しく呟く。
「安心して見ていなよ」
「う……うん、うん!」
「……こうしてると、なんだか勇者さまのご利益がもらえる気がする」
「そ、そうなの?キサナちゃんっ」
「なんとなく」
……

「……あのぉ、もう時間ですよう」
サキはいつまでもいちゃいちゃしてる様子を見て
遠慮がちに声をかけた。


ステージにあがったキサナ、もう既にマスカは到着しており軽口を挟む。
「来るの遅かったから、怖気づいたのかと思っちゃった。 きゃはは」
「まさか」
キサナは軽く返答し闘いの体勢へ入る。
彼女はミニスカートに袖のない上着、そして肘までの長い魔法の手袋をはめている。
この手袋をいくつかの武器に変化させることが出来るのだ。
その形は剣、槍、斧、盾、ブーメランなど様々である。今回は剣に変化させた。
対して、マスカの武器は水風船である。、
勿論普通の水風船ではなく、魔法で圧縮した水を詰め込めるのだ。
彼女はセイラー軍団の制服、色は緑のセーラー服を、若干着崩して身にまとっている。
「あなたのところの大将、あたしが前にいじめた子でしょー
 モンスターにいたぶられてひーひー言っていたよ。きゃはは」
「……はー、弱い奴ほどよく吠えるって言うけど。キミのことね!」
キサナがマスカに向かって攻撃を仕掛ける。
「怒っちゃった?でもホントのことだし―」
マスカは魔法で膨らませた水鉄砲をキサナに投げつけた。
キサナは「フんっ」とそれを剣の腹で払おうとする。

バシャッ!

魔法で凝縮されていた水が爆発的に開放された。
「わあっ」
キサナはその勢いで床に叩きつけられる。
「きゃははは。ばーかばーか」
マスカはお腹を抱えて笑い出した。
「くっ……」キサナは苦悶の表情を浮かべる。


サキ:キサナさぁん、大丈夫ですかあ?
ミリア:だだだ大丈夫、きっと。キサナちゃんは無敵だもん。


だが、キサナの体勢が整わないうちに更に水風船が投げつけられる。
キサナは身体を捻りその攻撃をかわした。
「きゃはは、むだなのに」
バシャ!
キサナの近くで水風船が破裂する。
爆風、ではなく爆水がキサナに襲いかかるが、彼女はその勢いを利用して体制を整え立ち上がる。
「ヒュ〜、身のこなしはすごい。でも、馬鹿。もううしろはない!落ちろ!!」
とどめとばかりにマスカが投げる水風船。ドーンと水の爆発が起きた。


コルエット:これは決まったかもしれませんね。
ストロベル:えー、副将のあたしの立場はー
マロロン:ないのでしたッ……3勝ッ。
レモーヌ:マスカさん、また美味しいところを……


ミリア:キサナちゃーん!
サキ:まってください。まだ落ちてないようですよう?


「ぎりぎり」
水の飛沫が収まると、そこにキサナが落ちずに残っていた。
手には剣を変化させた盾が握られている。
「きゃはは、往生際が悪いことッ」
「それは認めるけど、キミもう勝てないよ?」
キサナの不敵な笑み。そしてマスカの方へ向かい走りだす。
「ばーか、偶然落ちなかっただけなのに!」
マスカはいっきに3つの風船を作り、キサナを追撃した。
「きゃはは、さっきの3倍だよ!」
水風船がキサナを襲う。
「はあぁぁぁ!」
キサナは盾でそれを受け止める。
水風船が弾ける。
バシャァァーン!
当然、盾に衝撃が走るのだが。

「……防ぎきった。もうお仕舞い?」
と余裕の表情。
キサナの挑発に「じり貧なだけよ、馬鹿」
続けて、マスカはありったけの水風船を乱投する。
キサナはそれを1つずつ丁寧に盾で受け止める。


コルエット:ほゎー。まったく凄い防御のセンスですね……
レモーヌ:それに恐らく、あの盾の属性は土なんでしょうね。水系の魔法では……
ストロベル:ぉぉおお?! あたしの出番はありそう?
マロロン:だめだめ。 ストロベルはどっちの味方なのでしたか?


ミリア:キサナちゃんすごい!
サキ:キサナさんすごいですねえ!!


「はあはあはあ……なんなのよ、もう」
息を切らすマスカ。
「お仕舞い? それなら、今度はうちからお礼をさせて!」
「馬鹿! 今までのは小手調べなのに! いい気にならないでほしいねッ」
頭に血が上ったマスカは頭の上に両手を上げ、巨大な水風船を作り始める。
「これをぶつければ、あんたなんかイチコロのイシコロ!!」
「大きい!」
それを見てキサナは、とても盾で防ぎきれる物ではないと判断した。
急いで武器をまた変化させようと、盾を崩し、手でこね始めた。

「きゃはは、無駄無駄っ、食らうがいい、この大きいのを!」
「……えい!」
変化して作成した長槍で、キサナはマスカの頭の上の大きい水風船を突いた。
当然破裂する、大爆発。
「ぎゃー!」
そして残ったのは、自爆で大ダメージを受けた、身動きが取れないマスカ。
「さて、ミリアがいじめられた分を、今からお返ししてあげる!」
一歩一歩、キサナがマスカに近寄る。
「ひいい。来るな―!」
マスカは小さな水風船を投げつける。
「もうそんな小さいのじゃ無駄」槍で突くキサナ。
ぱしょ……
「あれ? 爆発しない……普通の水風船?」
そして前を見るとマスカがいなくなっていた。
「あれ?」


ミリア:キサナちゃん、相手は自分で落ちた!
サキ:キサナさん、勝ちですよう!


「えー?!」
ひとり残ったキサナ。

レモーヌ:……清々しいほどの敵前逃亡です。
ストロベル:もう魔力が残ってなかったんだろうねー
マスカ:残念でした……
コルエット:マスカさん、お疲れでしょうが島まで泳いでください!


体力と魔力を使い果たしたマスカ。
島まで這々の体で辿り着き上陸を果たす。
例によって、セーラー服は水槽の水により全て溶けてなくなっていた。

「はあはあ……思わず飛び込んじゃったのはいいけど……モンスターが襲ってくる前に何とかしなくちゃ……」
身体を横にしてまず息を整えようとする。

そこに、水槽からざばーと、1匹の大きな亀――ウミガメサイズ――が飛び出して、島に着地した。
亀はそのまま甲羅の腹で高速に滑りマスカに近づく。
「うわ、な、なに。ぎゃ!」

逃げる間もなく、亀の前足で身体を押さえつけられた。
「このッ、退きなさい!」
マスカがどんなに力を入れようと、亀は微動だにしない。
亀はゆっくりと動き、身体をマスカの脚の間へと割り込ませた。
両足で脚を押さえつける。亀の頭の正面にマスカの秘所が。
「このッ、ヘンタイ、見るな!」
マスカは顔を紅潮させて、亀の頭を掴む。
頭を甲羅の中へ押し込もうとするが亀は微動たにしない。
「ッ、なんかぬるぬるする……」
亀はマスカの手の中で前後に首を動かす。
すると、ますかの手の中で硬くなってくる。
「ひッ、なに?気持ち悪ッ」
マスカがひるんで手を放した隙に、硬くなった頭の先でマスカの割れ目を撫で上げた。
「あひッ」
たまらずマスカが声を上げる。
「このッ大人しくしてなさい!」
マスカは亀の頭を上から押さえつける。
しかし、亀はまったく物ともせずにゆっくりと頭を上下に動かし、秘所にこすらせる。
「このッ、エロ亀〜ッ!」
マスカは更に顔を真赤にさせ亀に悪態をつく。


マロロン:マスカ〜!
レモーヌ:あぁ、これはもうダメかもしれません。
ストロベル:うゎー、あたしも負けたらあんな目に合うのか……。
コルエット:(ドキドキ。)


亀の頭がマスカの豆を探り当てた。ぐぃぃと押さえつける。
「ああんッ、そこやめぇ!」
マスカは敏感な場所を責められ甘い声を発してしまう。
それに気をよくしたのか、亀はその場所を頭で重点的にこする。
「や、やはんッ!」
マスカは身体に力を入れられなくなる。
身体を後手で支えられなくなり後に倒れた。
こうなると亀の行動を手で邪魔することも出来ず、亀の前に無防備な状況を与えてしまう。
マスカはなんとか身体を起こそうとするも、亀が動きを止めないので、余計に力が無くなってしまう。
「あっ……ばか……やめなさい……」
マスカの意思とは反して。
亀のゆっくりとした上下の運動が、絶え間なく繰り返されるので、マスカの身体はすっかりと籠絡された。マスカの意思とは関係なく。
その証に秘所は濡れに濡れ受け入れ状態が整っている。

……ぐゆ
そしていよいよ亀の頭が押し入る。
「あひぃッ」
ずずずずず……
ゆっくりと、しかし着実にマスカの中へ挿入していく。
「あっ……あんッ。ばか……やめ……」
全く力が入らないため抵抗が出来なくなり白旗状態のマスカ。
奥まで長い首が到達する。
「はッ、あぁんッ。奥まで……いっぱい……ッ」
甘い声で切なく声を上げるマスカ。
亀は相も変わらず非常にゆっくり出し入れを始める。
丁寧にも、一度全部出てからまた入るを繰り返す。
なんども、なんども。
「あぅッ、やめ…ッ、ン〜…ッ」
その低速なもどかしい動きにマスカは次第に耐えられなくなる。
つまり、もっと大きな快楽を求め始めてしまう。
気がつけば、自身でも胸の突起と秘所の突起を指でいじり始めてしまっていた。
「あッ、あッ……」
自分の行為と亀の動きと二重の快感を味わい……
「ひぐッ……ぁぁんっ……ぁぁんっ……」
ちょうど亀が奥まで入っている時に、

「ッ……あぁんッッ、あぁああんッッ!、いくッッ……ゥ!!」


マスカは亀で絶頂を迎えた。






特設人物紹介(別窓開きます)


<<第三回投票結果:12票>>

たくさんの投票ほんとに有難うございました!
※()内は前回までの得票です。
※得票数の多いほうが敗北
 
中堅戦:
(12+5票)+5票☆キサナ 対 (11+8票)+7票★マスカ
白票(1+2票)+0票
 
副将戦:
(12+5票)+4票☆サキ 対 (9+8票)+8票☆ストロベル
白票:(3+2票)+0票

大将戦:
(14+9票)+8票☆ミリア 対 (9+5票)+4票☆コルエット
白票:(1+1票)+0票



☆☆
引き続き、次鋒以降の勝敗投票を受付けします!
前期間で投票された人も投票可能です。
前期間までの投票に加算されます。
こちらから(別窓開きます)


投票期間9/1〜9/

期間内の投票は1人様1回のみでお願いします。





前回投票データ
勇者さまチームの、
3敗:3名
2敗:2名
1敗:4名
0敗:3名
でした。


【 希望する展開など(自由欄) 】:
『キサナは拘束されてほしいです。ミリアの罰は全員から潮吹きがいいです。 』

他、長文で頂いた分は割愛させて頂きますが、ちゃんと読ませて頂いてます。

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