女王復活。
「ふふふふふ。。。」
「(……ついに地上に出られた)」
彼女は眩しそうに太陽を見上げる。
彼女は悪魔女王イディラ。
その容姿は端正にして豊満。
外見上、悪魔とわかる角をしているが、その他は人間の姿と変わらない。
ハイレグでTバッグのレオタードのような薄い生地と相対するゴツゴツした肩当てなどの鎧を身に着けている。
彼女が地上に混沌をもたらせた元凶。
邪悪な魔法力を持つ彼女は、たったさっきまで奈落に封印されていた。
彼女と相反する、聖なる魔法力を持つ女神皇女がかけた封印は、邪悪な存在を外へと出さない。
彼女がどうやって封印を解いたかというと、邪悪な魔法力を全て使い果たし、彼女には邪悪な力が残っていないため。
奈落までやってきた反体制な思想を持つ人間の魔法使いに、絶大な魔法力を与え魔女をつくった。
そして、魔女の塔を地上に出現させ、自身の魔法力を塔をアンテナとして放出し続けた。
全ては、自身の魔法力を空にして邪に対する聖なる魔法の封印から逃れるため。
「ふふふふふ。今のわらわはスライムよりも弱いかもしれんな」
ふと、目に写ったモンスターを前に自嘲してつぶやく。
ここは、奈落より地上へと続くダンジョンの一つ、その出口。
ガタ……
何者かの気配がした。
「何者ぞ?」
「あーー、ちょっと、あなた。私が先にこの場所を見つけたんだからね」
彼女はセリナ、遺跡などで魔法のアイテムを収集するお宝ハンターである。
「んふふふふふ、活きのいい女ね」
「ここで魔法のアイテムなんか見つけてきたのならよこしなさい!」
魔道士風の女性が横柄な態度出物を申す。
「わらわにそのような口の聞き方をするとは、いい未来は待っておらんな。ふふふふふ」
「なによ、やる気?」
「犯るとする」イディラはゆっくりとセリナの方へ向かう。
先に仕掛けたのはセリナ。
「マジック・エイト・ハンド」
セリナのかばんから8本の手が伸びる。
「捕まえちゃえ」
8本の手がイディラの身体を捕まえる。
それらの手はイディラの身体、胸やおしりなど揉みしだこうとした。
「させん」
……べきべき。
「ふふふふふふ。効かないな」
掴んでちぎって投げ捨てて、全て力でねじ伏せた。
「な、なにすんのよ!レアなんだからねー?!」
「ふふふふふふ。知らん」
「あたしを怒らせるなんて。今度は、これよ!」
かばんから、ロケットバイブが飛び出した。
名前の通り、男性器の張型が空を飛ぶ−−相手の股間をめがけて。
「自動追尾だから、逃げても逃げても追いかける!」
ロケットはイディラへめがけて低い弾道を高速で飛ぶ。
地面すれすれの位置から、ぐぐっと急上昇し、イディラの股間と突き進む。
がしっ!
到達する直前でイディラは手でそれを掴んだ。
「ふふふふふふ。人を呪わば穴二つ。そちがこのアイテムの餌食となるがよかろう」
イディラはそれをセリナに投げつけた。
「なんですってー!?」
ロケットは来た道を引き返し、セリナの方へ戻っていく。
そして、セリナのスカートの中へと消えて。
「うわっ?! っ?ひぁあっーーーん!」
セリナの股間に到達したらしい。
ショーツの上からだが、ロケットはねじり込むように回転をしている。
「あっひっあっ、く、食い込んじゃう……!」
涙目になりながら、手でどうにか動かそうとするが、ロケットの力が強く、非力なセリナはロケットを動かすことができない。
「あんまり魔力なさそうな子だが、ないよりはましかね」
ゆっくりと近づくイディラ。
ばっと、かばんから何かを取り出すセリナ。
「動くなぁ!」
手にしたのは一枚の手鏡。
「お」
イディラの動きが止まった。
「はあはあ。。ざ、ざんねんねー。はふはふ、、この鏡に映されたものは、身動きが取れなくなるのよ……はうんっ」
股間をぐりぐり責め立てられながらもとっさの機転で危機を脱した。かにみえた。
「ふふふふふ、押し通ーる!」
イディラは魔法の力を物ともせず力任せに体を動かす。
パリン……
力に耐え切れず鏡は割れてしまった。
「そんなちゃちな魔法道具ではわらわを止められやしない」
お構いなしに進むイディラ。
「ひいいっ?!なになになに?!」
イディラはセリナの服を掴むと。
びりぃぃぃ!
まるで紙で出来ている物のように、衣服を手で掴んではちぎった。
びりびりびり……!!
服も、スカートも、インナーも……そしてブラも。
「きゃ?!やー??!やめてーー!!」
次々に露出させられる肌を隠すように腕で隠し、身体を捻る。
そして、最後の一枚、ぱんつにも手をかける。
「そ、そこはだめ……、お願い……それがなくなったらぁぁ……!」
「ふふふふふふふ」
ビリッ!!
聞く耳を持たないイディラ。
いままで侵入を拒んでいたぱんつがなくなったことで、
ぐりぐりぐり……ロケットバイブがセリナの股間を貫いた。
「あっ、ひうん、はああ!」
回転続けて、奥まで押し入るバイブ。
「ああ、ああああーー!!」
セリナの身体が跳ね上がる。
「さて、そちの魔力、ちょうだいする」
そう言うと、イディラはセリナの股間に顔を埋め舌でセリナとバイブの接続部分を舐め回しはじめた。
れろー……れろれろれろ
「えっ、はふんっ、やめ、そこ、だめ、ぁ、あ、ぁ……」
バイブと舌とのダブル攻撃ですぐに快楽に突き落とされるセリナ。
ぺろぺろぺろ……
「あっ、あはあっ、だめとまんないっ……ん、あ、は、ふ、あ!あ!」
ちゅうちゅう……
「いや、いく、いくうううう!ああああ!」
ちゅるちゅる、ごくごく……
「んふふふふ、ご馳走。ただ、やはりほとんど魔力は回復しなかったなー」
イディラは口を腕で拭う。
「だが、その少しで、魔力を探知した。誰か見ている」
ゆっくりと顔を上げ目を細め遠くを見る。
確かに、その場から400メートル先で、中央王国の諜報員が今までの様子を魔力で盗聴していた。
「んふふふふ。いい感じの魔法使い、見つけた!犯ったら魔力は結構回復するかな」
イディラは、シロナがいる方へとハイスピードで飛んだ。
前