チキチキ。
中央王国諜報員シロナは、王国の誇る占い師の予言を聞き
悪魔女王の復活についてとある遺跡を調査しにきた。
初め見たときは、わからなかった。
女王は何せ魔力をほとんど失っていたから。
その鈍感さが、命取りになるとは思ってもみなかった。
危うさに気がついたのは、
悪魔女王イディラが猛スピードでこちらへと向かってきてからだ。
必死で逃げるシロナを追ってくるイディラ。
シロナは風の魔法にて追い風を受けて走っているのだが
イディラは身体能力のみで同等、いや、それ以上の速度で追いかけてくる。
ふたりは、ダンジョンのある森を抜け、市街地へ入る。
「(ここで撒けるかも……)」との考えがよぎるシロナだが、
イディラはすでに背後まで迫っていた。
(ぐっ……!!)
イディラに後から襟を掴まれたシロナ。
「くっ……!!」
シロナは速度を上げた。
ビリィ……!!
イディラの力によりシロナの上着が破かれた。
「ふふふふ。。」
「……っ!!」
シロナは速度を上げる。
街の人々は、大通りを走る半裸の女性と、それを追う女性の出現に
面を食らいつつも興味を引いていた。
シロナはそんな民衆ののんきさを危惧し、風の魔法で音量をあげて警告する。
『逃げてください、悪魔女王が復活しました!!』
そんな中でも、イディラは容赦なく、シロナを追い立てる。
追いついては「ビリィ……!」と服を破き、
追いついては「ビリィ……!」と服を破く。
「ふふふふふふふふふふふ。。」
イディラはシロナの衣服をむしり取って楽しんでいた。
シロナの警告を聞いた聴衆が、大通り沿いにある左右の家の窓から、その様子を眺めている。
シロナの衣服が破られるたびに歓声があがっていた。
大通りの中央広場に差し掛かった時にはもう、既にシロナの姿は既に下着姿になっていた。
シロナは、後悔をしていた。
街に入って人ごみにまぎれれば逃げ切れるのではないかと思ったのだが、群衆を盾にすることなどできなかったのだ。
また、イディラは街に入ると、さらに以上に速度を上げたことで知らない間に大通りを走るように誘導されていた。
更にイディラの魔の手が迫り「プチィっ!!」……ブラを引きちぎられた。
「っっ……!?」
シロナのおっぱいが多数の衆目に触れた。
そして、いま、
「ビリィ……ッ!!」
ショーツも破られた。
「くぅっっ……!」
観衆から大歓声が起きた。
『これは、、悪魔女王です……!ここから離れてください!』
それでも、シロナは己のことより街の人を気遣い、街の人に声を上げ続けたのだが……
周囲の人はそれよりも全裸で走るこの女性そのものに興味がいってしまい、誰もこの場を離れる者はいなかった。
そこで、シロナは最後の力を振り絞り、魔法で風の塊を作った。
『悪魔女王復活を確認しました!』と、風の塊に言葉を吹き込み、
それを通信手段として中央王国の方角へと投げた。
「……私の使命は果たしました。もうどうなっても構いません。。」
いさぎの良く立ち止まるシロナに対し、
「それでは遠慮なく……」
「じゅるるるっるるるるるるるるるっるるるるうううう……!!」
「くぅぅっ〜〜…………っっ!っ!!!」
イディラはシロナの液を飲み込んだ。
魔法力を少し回復した。
シロナは街の人が見守る中、愛液を音を立てて吸い取られ、残りの魔法力を奪われてしまった。
「ふぅ……ご馳走。魔力が少し戻ってきたな」
イディラはまたセンサーを働かせる。
「これは……、あの子か……ふふふふ。。。。」
またその場を離れ、次なる獲物に狙いを定め駆けだした。