§神経衰弱§<2人対戦用特別ルール>
◇使用カード 52枚◆
内訳) 1〜１３×４種
手順)
[1] 1〜13[黒]と1〜13[赤]のカードセット(計26枚)をそれぞれ二人に渡す。
[2] 【自陣作成】2人は自陣に13列2行で裏返しのカードを並べる。並べる際にカードの位置を覚えておく。
[3] 交互の手番で、自陣から1枚、相手陣地から1枚の順でカードを表にめくる。
[4] 開いたカードが…
同じ数、そして色、であった場合：得点（1点）となり、追加でもう一回づつカードをめくることができる。
同じ数ではないか、同じ色ではない、またはどちらも違う場合：得点とはならず、カードを伏せ、手番を交代する。
[5] [4〜5]を繰り返し、相手陣のカードの配置を予測しながら、すべてのカードが揃うまで続ける。最終的に得点が多い方が勝ち。
この部屋では、ルルとミラーシュが対面で椅子に座り対峙している。
競技は、神経衰弱。
観衆の見守る中、カードを渡されたふたりは自分の陣地を構築し、札を並べる。
「負けたらわかってるよね、ルルちゃん」
「……気乗りはしませんが、いい機会ですっ。ミラーシュ様には散々ミリア共々お世話になってますから……一度お礼をしなくてはいけませんね！」
「ルルちゃんのお礼……楽しみっ、じゅるりっ」
「言葉通りに受け取らないでくださいっ。あとそのお顔やめてくださいませんかっ」
〇1巡目 ミラーシュ
「まず自陣から1枚。赤８……どこかな〜最初だからわかんないね」
「あん、おしい。黒８だって。数字は合ってたのに〜」
●1巡目 ルル
「赤８取れました。なるほど一度めくられたカードは、記憶違いがなければ取れるんですね……次は赤２、うーん…これです？」
「黒１０……違いました。これでターンエンドです」
〇2巡目 ミラーシュ
「じゃあ、あたしも、赤２はもらっちゃうよん」
「ルルちゃんはどう置いたのかなー。黒１は……あー、ここじゃない？」
「やった！」
「な、なんで…………わかったんですかっ？！」
「なーいーしょー。あてずっぽうだったかもしれないよー」
-しかしミラーシュの連取は続いた-
「あらら、またあたっちゃった」
「あら、あら、あら」
「えええっ、ミラーシュ様なんでわかるんですか？」
-立て続けに5枚とるミラーシュ-
「黒１１は……はずれっ、おまたせ。ルルちゃんの番だよー」
「いっぱい、一気にいとられちゃいました。。」
「ルルちゃん、あとがなくなってきたよ〜。 あーんなことやこーんあことしちゃうから。愉しみ」
●2巡目 ルル
「あーもう、だめですっ、黒１１はとれましたが、ひとつだけ」
「ざーんねーんー、ルルちゃんはへたっぴだね〜？さては」
〇三巡目 ミラーシュ
-ミラーシュの勢いは止まらず、今度は怒涛の７連取-
「あと一枚とれたら、１３セット獲得になるから、あたしの負けはなくなる？」
-じっとルルの目線を確認するミラーシュ-
「はっ…もしかして！ミラーシュ様、わたしの視線や動作を見てからカードを選んでませんか？！」
「……てへ。ばれたかー」
「もぉ、そんなのずるですっずるですっ！！」
-ルルはポーカーフェースをとった-
「あら、さっきまでのルルちゃんわかりやすかったのに、ぜんぜんわかんなくなっちゃった。でも…ここまで来たら配置が予想できちゃうんだよねっ……ルルちゃんの身体はいただいたぁー！」
「きゃー！……はずれてくださいー！！」
-ルルの陣地赤4の下のカードをめくるミラーシュ-
「あっれれー？！この並びはイレギュラーだった？？」
「よ、よかった〜。。はー、しかしいっぱいとられてしまいました……」
「ふふーん、でも次のターンであたしの勝ちはゆるぎないよっ」
勝敗が近くなったため、天女さんが手押しのワゴン車をひいてきた。
バイブ、ローター、双頭バイブ、ハンドマッサージ器、ディルド、ローション、目隠し、手錠などが台の上に乗っている。
また、別の天女さんが簡易のベッドを運んでくる。
「ひっ、そ、それっ……何の準備ですかっ」
「これは…本格的……ゴクリ！」
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●3巡目 ルル
「……あ！ミラーシュ様がたくさん陣地を開いてくれたおかげで、私わかっちゃいました！」
「ふ……ふーん？でもだいぶ差があるしっ、大丈夫だよね？」
「どうでしょうか？！ いきますよー。これがこれと一緒で、こっちはあっちと一緒ですっ」
-カードをめくり、どんどん合わせていくルル-
「…はい、これで最後ですっ」
「あぁぁぁぁーっ、勝てたと思ったのにぃ。くやしいっ」
「やりました！大逆転勝利です！ミラーシュ様の陣地が、分かりやすい配置で助かりました」
「だって、ややこしい配置にしたら自分が覚えられないんだもん」
「ミラーシュさんの負けです、衣服没収します」
天女が呪文を唱えると、 ミラーシュの身に着けているバニースーツがほつれだして、糸が解けて床に落ちていく、それも急速に。
スーツだけではなくショーツも網タイツも同じく糸に戻っていった。
ミラーシュはあれよあれよという間に素っ裸になってしまった。
「いやーんっ」