第三試合。
「第三試合、出場者――
  魔術師エキシマ、そしてメイドのマーサマーニャ、闘技場へ入場してください」
 司会者シロナの声に大入り満員の観戦者が歓声を上げる。
 
 太陽の門からの入場は魔術師エキシマ
 白いローブをはためかせ、三角帽子を頭にのせている。
 観客の大歓声にも気だるそうな表情で適当に手を振る。
 
 満月の門よりの入場はメイドのマーサマーニャ。
 長いスカートのメイド衣装をきっちりと着こなしている。
 落ち着かない様子で観客席を見渡している。
 「(お嬢様やはりいらしているのでしょうか……)」
 この人数ではとても見つけられない。
 
 
 「……こんにちわ。あれえ、お相手はメイドさんだ?」
 エキシマが意外そうにマーサマーニャに声をかける。
 「こんにちは、メイドのマーサマーニャともうします。良しなにお願い致します」
 緊張した面持ちで丁寧にお辞儀を返すメイドさん。
 「へえ、闘えるの? あたしはエキシマ……ちょっとやるき出てきたかも」
 エキシマは意地悪そうに笑みを浮かべ杖を構える。
 
 「それでは――始め!」
 シロナが闘いの開始を伝えた。
 
 先に動いたのはメイドさん。エキシマへ向かい突進。
 迎え撃つエキシマは杖の先端で地面に大きく絵を描くと、大きく後ろに跳ねる。
 マーサマーニャがその円に入る瞬間を狙い魔法を発動させる。
 「重力反転!メイドのスカート!」
 
 ぶわっ……
 
 円の中、メイドのスカートにかかる重力が反転する。
 スカートがメイドエプロンごと捲り上がり、中に隠れていた細い足が露わになっていく。
 「っ?!」
 黒い靴下の上まで捲れ白い太ももがちらり。
 「ひゃんっ……っ!やめて下さいませえ〜!!」頬を赤らめ、慌ててスカートの前を押さえるものの、
 『おぉぉぉぉ!見えた!』
 後ろからは白いパンツに覆われたお尻が観客から丸見えである。
 「っ……(この円から出れば……!)」
 ふゎっ……
 メイドが魔法陣から脱すると、彼女の想像通りスカートが元の重力を取り戻す。
 スカートを整えることもせず、新たな魔法陣を書き始めるエキシマとの距離を詰めた。
 「大変、失礼致しますっ」と断りを入れ、メイドはエキシマの腕を取る。
 するりと背後にまわり腕の関節を締め上げる。
 「しまったっ。あいたた……」
 「少々、そのままでお待ち頂きます!」
 一言と断り、マーサマーニャはスカートの中に隠し持っていた裁縫箱から布切バサミを取り出す。
 ちょきん……躊躇せずエキシマのシャツに首元からハサミを入れる。
 衣服の隙間から白い背中が覗き観客が見入る。
 「ちょ、ちょい待ち……くっ」
 ジョキジョキ……
 身動きができないエキシマ、ハサミが入る度に小さく呻く。
 するり、と。シャツから肩が露出する。はらり、身体のラインに沿い肌を滑り地面に落ちる。
 上半身に残された衣服は白いブラジャーのみ、それも観衆の目に触れる。
 「ん、くっ……」
 さすがに恥ずかしそうに赤らめた顔でマーサマーニャを睨む。
 「お暴れにならないようお願い致します。手元が狂ってしまうと大変危険に御座います」
 丁寧な口調ながらも慣れた手つきでエキシマを追い詰めていく。
 シャツの次はブラジャーの紐にハサミを入れようとする。
 ちょきん……
 「この……重力荷重!メイドのパンツ!」エキシマが叫ぶ。
 いつの間にかマーサマーニャの足元に魔法陣が描かれていた。
 する……りっ、メイドのパンツが重力操作によりスカートの中から一気に地面まで落ちる。
 「きゃひっ!?」
 メイドは慌ててパンツを引き上げようとするが、
 地面にへばりつくように張り付いていて、重たくてとても彼女の力では持ち上げられない。
 エキシマは杖を持たない方の手で胸を隠し、メイドから離れる。
 メイドを中心に、地面に大きく円を描く。
 「もう分かると思うけど、あたしの魔法は魔法円の中の重力を変動することが出来る。もうあんたに逃げる場所はない!」
 勝ち誇るエキシマ。
 「!」
 メイドはパンツを履くことを諦めエキシマに向かい駆け出す。
 「遅い!重力反転!メイドのスカート!皆に見られちゃえ!」
 ふわぁ……メイドのスカートが再び重さを減らしていく。
 「やぁーっ、ご容赦下さいませえっ……!!」
 羽のように軽くなったマーサマーニャのスカート。
 かたずを飲んでスカートの中を覗こうとする観衆。
 だが、先ほどみたいに上までまくれ上がることはない。
 今は先程より魔法円の面積が大きいため、スカートにかかる力が小さい(面積に反比例)ためである。
 捲られるのを覚悟し、決め立ち尽くしていたマーサマーニャであったが、
 「この程度でありましたら……」
 と、戦意を取り戻しエキシマに突っ込む。
 「やば。もっと力、もっと力を込める!」
 隠していた胸が丸見えになってしまうのも覚悟の上で
 エキシマは両手で杖を持ち替え魔力を込める。
 『うおおおお……おっぱいだー!』
 エキシマの胸が観衆の前で露わになる。
 さすがに恥ずかしいエキシマは顔全体を赤くするが、ここで手を緩める訳にはいかない。
 ピンク色の乳首がツンと上を向く。
 確実に強くなった魔力で、マーサマーニャのスカートがひらひらと危険な水準まで持ち上げられている。
 パンツを履いていないため捲られてしまうと大変なところが見えてしまう。
 走る度にひるがえりそうになるスカートにハラハラしながらもエキシマを彼女の攻撃範囲に入れる。
 エキシマは杖を両手で上に持ち上げているため上身は隙はない。
 下――
 マーサマーニャは、膝蹴りをしようと膝を立てる。
 エキシマ絶体絶命のピンチ――
 「重力反転……!メイドの靴!」
 咄嗟に重力を与える場所を変える――
 足を上げる力に逆らわず、上向きにエキシマの魔法の力が加わる。
 「え……」
 その結果、マーサマーニャはエキシマの目前で大きく空振りをする形となった。
 大きく開脚されスカートの中が丸見えに。
 「あ、あうあうあう……!!!」
 あまりのことに言葉も無いマーサマーニャ。
 燦々と輝く太陽の光により観衆の目からは何も遮るものはなく。
 薄く生える茂みに筋一本の割れ目が。
 『おっぉぉぉぉぉおっ、丸見えだ―!』本日一番の大歓声が。
 恥ずかしさで涙目のメイドさん。
 「かっ……かかと落としーー!」
 「ぎゃんっ!」
 マーサマーニャのかかとがエキシマの脳天に直撃。エキシマはダウン。
 「うわわわん、誰にも見られたことのない部分を、見られてしまいましたっ。
  魔法使い様も同じ目に合わせて差し上げます〜〜!!」
 恥ずかしさの極度にいるメイドは倒れたエキシマにのしかかり、スカートを切り裂く。
 「ひぃっ、メイドさん、まって、やーめーてーーー!!」
 「なりません!このまま最後の一枚も頂戴します!!」
 エキシマのパンツの横を……ちょきん!
 「あ、あああああ……!!!」
 いよいよ全部脱がされてしまった。
 
 『勝負あり!……エキシマ全裸確認、勝者マーサマーニャ』
 勝敗を告げられる。
 
 
 
 
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