風の塔-<ほんの部屋>-。
ミリアと妖精2匹は3つ目の部屋へたどり着いた。

「到着だョ」
ミリアを運んだ風船が割られる。
「次はどんな部屋なんだろ……」
ミリアはそっと扉を開く。

ぎぃ〜……


部屋には至る所に本が並べられ、積み上げられていた。
「図書室かなぁ……」
「ミリアはここでも妖精を探すんだゾ」
促され、ミリアはこの部屋の妖精を探し始める。
「妖精さん、どこですかー」
ミリアが耳を澄ませると、すやすや寝息が聞こえてきた。
「あ、妖精さんかも」
声のする方へ進むと、本を寝床代わりにして寝ている3匹目の妖精を発見した。
「妖精さん、起きてください」
ゆっさゆっさとゆさぶるミリア。
「むにゃむにゃ、あれえ、だれあなたヮ」
目をゴシゴシこすっている。
「侵入者のミリアだゾ」
「クイ様の指令をほったらかして寝てるんじゃないョ」
妖精2匹にわーわー言われてる。
「……(パチクリ)」
まだ寝ぼけている様子の妖精さん。
「ワタクシは妖精のチェックといいますヮ。早速ですがミリアさんとやらには司令を受けてもらいますヮ」
目をゴシゴシこすりながらミリアに語りかける。
「は、はい……」
どんな指令が飛び出すか、ビクビク緊張しているミリア。
「指令とヮ、ご本の朗読ですヮ」
「朗読?」
オウム返しのミリア。
「えぇ、例えばこの本とか……あの棚のとかですヮ」
妖精チェックの指し示す本のタイトルには、
『女の子どおし』『百合姉妹物語』『伝説のレズ風呂』……などなど
「ふわ、Hな本のコーナーだぁっ」
「しかも百合ものですヮ」
「ミリアこれにしなョ」ストライプが一つ選んでミリアに持ってくる。
『Hなお姉さま愛してる』
「え……すこし、読んでみないと……って、わー、きゃー」
手にとってペラペラめくると、ミリアが想像した以上に過激な内容なものであった。
「決まりですヮ。でヮ30ページのここからですヮ」
「え、ぅぅ。ほんとに読むのですか?」
ミリアの問いに
「えぇ、宜しくお願いしますヮ」
チェックはすっかりくつろいで聴く体勢になった。

「えっと……コホン」
『る、るーじゅおねえさまあ』
「ダメですヮもっと心をこめて読むのです」
いきなりダメ出しが入る。
『ルージュお姉さまぁ……ッ!』
『ルージュはミーナの胸の胸のつぼみに優しく口付けをした。』
「(つぼみ?)」
『は……はああん……』
ここでミリアの顔がみるみる赤くなる。
「そこヮ、照れてないで、声を張るのですヮ」
「は、はぃ」
『はっ……はあぁんッ!』
『……痺れます、お姉さまぁ……』
何とか声を作るミリア
『ミーナはその華奢な身体を震わせる。』
『愛おしいわミーナ』
『ルージュは舌でミーナのつぼみを味わう。』
「(あうう、やっぱりエッチな本だったぁ)」
『ルージュの手は下へ下へと伸びて、やがてミーナの……密林?を探り当てる。』
『はっはぁんっ、そこ、お姉さま……』
『切なげな声を上げミーナは困惑した表情でルージュを見る。』
『あたしに身を任せなさいミーナ』
『優しく頬を撫でるとルージュの指先がミーナの脚の……隙間を這い撫でる。』
『あ、あん……ッ。そこ……ッ』
『敏感な箇所を触られてミーナの口から甘い声が漏れた。』
『ほらミーナもっと可愛い声を聞かせて』
『あっあっふあ、気持ちいいですぅ。お姉さまっあっあん。あ……そこがうず……いて、う…ずいてああん』
「また、棒読みになってきましたヮ」
「だ、だってー、これ激しくなってきてて」
音を上げそうになるミリア。
「そのできでヮ、合格を上げられませんヮ」
「う、わ、わかりました……」
ミリアはドキドキする気持ちを押さえて、ゆっくりと声を出す。
『あっあっふぁあぁ、気持ち、いいですぅ。お姉さまぁっ、あっ、あぅんッ。そこがうずいて、うずいて!あっ、あんっ』
「おぉ、ミリア上手にできてるョ」
ちゃちゃを入れる妖精。
『う、嬉しい。あたしの指を感じてくれてる。ミーナのここ大洪水よ』
『ひっ、ひぃぃ。お姉さまの、お指がわた、わたしのお、お、おおま……こをぐちゅぐ……ぁぅ……ぐちゅぐ……』
ミリアが何度も言いよどむ。
「あうあうあう……」
「気合だゾミリア」
「お……お姉さまの、お指が、わたしの、おまんこをぐちゅぐちゅかき……回して、ひぃんん、あああっ、お姉さますきすきぃぃ」
かぁぁぁ……恥ずかしいセリフの連続に、ミリアは顔から火が出そうになる。
「い……いわよ、いきなさいミーナ」
「いっちゃう、いっちゃう、お姉さまッ、わたしもう、もう、だめ、いくっ、いっちゃうううう!ああああああん!!」
声を震わせながらも読みきるミリア。
「いまのところいいヮ、合格をあげるヮ」
「あうあうあう、うわーーーーん」
ミリアは自分がしたことが恥ずかしくなり大声を上げる。


最上階の部屋――
「今入った報告によりますと、侵入者は塔の半分くらいまで来ているそうですわ」
クイがフロンリーフに伝える。
「間に合うかどうか、ぎりぎりのところですわね」
クイはまた膨らました風船を付ける。5個目。
ふわり。フロンリーフのふくらはぎがあらわになった。
これで、前後左右とも、バランスよく風船が付けられており
膝から下は全て露出している。
「っ、これ以上は……ミリアさん頑張ってください……」
ミリアとフロンリーフは時間とも戦わ無くてはならない。


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