火の塔-<予選2:脱がせっこ野球拳-4->-。
出場者リスト:別窓)


ジャ〜〜ン! 銅鑼の音が響く。

お立ち台の上ではクロアとリオンの対決が始まろうとしている。
夜伽衆、クロア――
元々フィフィの騎士団に所属をしていたが火魔女により騎士団は壊滅。
その際にフィフィ諸共捕虜にされてしまう。現在も火魔女のハーレム要因として軟禁状態にある。
「元が騎士なのもので、初めに伝えておく。フィフィ様の邪魔になる可能性がある者には全力で排除する所存。容赦はしない」
長い髪を後で束ねて、年の割には童顔だが、しっかりと相手を見つめ威勢良く。

クロアの衣装――
キラキラ光る宝飾が付いた極小の下着に
無色透明のショールとパレオ。


招待客、リオン――
口数少なく社交性でない性格の彼女は、若くして自分探しの旅に出る。
過酷なサバイバルの中で、生まれ持った器用貧乏な才能が発揮され魔法、剣術の技量が伸びた。
とある日、火魔女サーラが遊び半分でちょっかいをかけられたおり、手痛くしっぺ返しをしたため
彼女の復讐リストに乗ってしまった。


リオンの衣装――
黒髪に黒い瞳、白い肌。ショートカットの髪型も前髪は長く、髪の間から目を覗かせる。
漆黒の魔女ドレスの上に純白のカーディガンを羽織る。
「よ、よろしく……」
伏目がちに、蚊の泣くような小さな声で呟く。


『じゃんけんぽん!』の合図とともに、お互いが第一手を振り出す。


ざわ……っ
会場がざわめいた。
第一手に「ピストル」をクロアが出したのだ。
リオンが「チョキ」であったため、リオンの勝利。(ピストルは狐以外の手には負け)

勝利したリオンはでもたどたとしく
クロアの腕輪や足輪などの装飾品を外していく。
むしろ表情を変えたのはクロアの方。
すました顔。まさにしてやったりといった表情を見せた。


『じゃんけんぽん』次のターン。

クロアは「狐」
リオンは「パー」

クロアがリオンの靴やペンダントを取り外す。
「ぁぅ……」リオンが小さくうめき眉を顰める。
クロアはリオンの髪の毛をかき上げる。
「……案外可愛いじゃないの」
リオンはクロアに声をかける。
「こ、困ります……」赤面しながらぼそぼそとしゃべるリオン。


次のターン。

『じゃんけんぽん』
クロアは「狐」
リオンは「パー」

お互い、先ほどと同じ手。
クロアがリオンのカーディガンを脱がす。下には袖なしの漆黒のワンピース。
ふと肌に触れたクロアの指先に、リオンは過剰なまでもぶるると身体を震わす。
「……っ」
「と、失礼」
ひとつ詫びを入れてカーディガンを脱がしきる。


次のターン。
『じゃんけんぽん』
クロアは「グー」
リオンは「ピストル」

するりとピストルをかわされるリオン。
クロアの手により、あれよあれよとワンピースが無理やり脱がされる。
「ひ……ぃ……」
震えた声、振り絞って出る、それでも小さな声。
「へえ、黒の下着なのね。意外」
「ぅぅ……」真っ赤でふるふると震わすリオンの顔に少々どぎまぎの様子のクロア。

また次のターン――
『じゃんけんぽん』
クロア「チョキ」
リオン「ピストル」


――クロアが初めの1手でピストルを出されたため
狐を出すことをためらわれていた。(狐はピストルで打たれると即敗北)
その後クロアが狐を連続して出したことで、
狐の残像が残り、リオンはピストルで無駄撃ちしてしまう、悪循環が生じていた。

「ぃ……ぃゃぃゃ……」
クロアがリオンのブラに手をかけると、
はぁはぁ……と過呼吸なくらいクロアの様子がおかしくなる。
「もう、すぐ終わるから、目をつむっていればいい」
ブラの留め具を外し、するりとリオンのブラを取り外す。
「っんぁ!」
ここで初めて、リオンの口から大きな声が出た。
その声は甲高く、この世の物とは思えない程に艶かしいものであった。
ゾクリと、クロアの背筋を震わせた。
「なんなの……」
クロアがリオンの様子をうかがう。
「あ、あた、あたし……脱がされちゃって……はふっ……」
その声は、鼻からと息を吐く、甘ったるく、官能的な声であった。
「涎? ほんとにどうかしちゃったの?」
先ほどまでの羞恥に悶えていた表情とはうってかわり、
とろんと快楽的な表情を見せるリオン。
「ち……」と、口の端から更に言葉を漏らす
「ち?なに」その代わり映えに妙な不安感を覚えるクロア。
「あたし、下着を剥かれて、乳首たっちゃています……」
はにかむような笑顔を浮かべ、妙なことを告白するリオン。
「ちょっと、大丈夫なのあなた……?」
「はぁふ……むしろ心地いい」はぁはぁと息を荒くするリオン。


不穏な雰囲気を残して、次のターン…
『じゃんけんぽん』
リオンがここで「狐」、クロアはチョキ。


ゆっくりとした足取りでリオンはクロアに近づく。
「やっと……勝てた……」
「たまたま勝っただけ。いい気にならないで?」
「はぃ」
リオンはクロアのショールを手で握りしめて。
クロアにくちづけをした。
「――!??」
「……ふは」ゆっくりと唇を離すリオン。
「え、え、え?!」
クロアが混乱している。
「にへえ……」と笑ったかと思うと。
リオンはクロアに手を回して抱きついてきた。
「ちょ、ちょ、なによ」慌てるクロア。
「ん、ふ、ふー♪」
微妙な手つきで背筋を指でなぞり上げると、
「はひっ」とクロアの身体が反応、悲鳴を上げる。
「ちょ、ちょっとぉー」焦るクロア。
リオンは両手でクロアのブラの紐をはらりと解くといなや、片乳を出して、口でくわえる。
「あむぅ」
「ちょ、きゃ、え!!?えーーー!!!??」
わけのわからぬ間に好き放題されるクロア。
気がつけばショーツの中に手を入れられている。
「あ、あっあぁん!は、反則!だれか、だれかとめてえーーーん」
「ダメ……ぺろぺろ」
「ひっ、ひあ、ひぁーんっ……」
マシンのように的確な性感帯への干渉に陥落寸前のクロア。

あまりの展開にあっけにとられていた周囲の黒子ちゃん達がようやく止めに入ろうとする……
『やめないか!』
と。しかし、リオンの流し目が彼女らを捕らえる。
「んふー……いっしょに、しよ?」
黒子服の隙間にするりと手が入り込む。
「え、きゃああ?!」
「あ、ひっ、だめ、そこ、だめーーー」
「あ、あ、あっ!」
黒子たちは簡単に手玉に。
収集にはまだだいぶ時間がかかるのであった。


そんなドタバタ劇を見て、サーラはひとり愉快そうにお腹を抱えて転げまわってた。


でも結局、リオンは反則負けになりました。クロアの勝ち。


我に返ったリオンさんの弁。
「……また、やっちゃったー……」

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