火魔女祭りもいいよいよクライマックスを迎えようとしていた。
大勢の観衆が取り囲むステージの端より、5人の裸女たちが姿を現す。
ミリア、ミルカ、クロア、サラ、フィフィ、いずれも勝ち残ってきた者達である。
驚くべきはその姿――彼女らは素っ裸で、背後に回された手には手錠がかけられていた。
すなわち、裸を隠すものがない。
衆目を浴び、恥ずかしそうにしながらあるく彼女らに対し、
300人を超える観衆が、その登場に目を見開き喝采を送った。
5人は、スタッフの黒ずくめの黒子さんに先導され中央の円形テーブルにたどり着く。
円形テーブルの周りにひとりひとり案内される。
テーブルの真ん中から出る杭に手錠を引っ掛けられ、固定されていく。
5人はそれぞれ、足は地面に付いており、上半身と手はテーブルの上に乗っている。
そのテーブルは無色透明の透け透け仕様となっているため
下から覗くと身体が丸見えであった。特に胸がテーブルに押し付けられ変形した形が手に取るように分かった。
後から(観衆から)見ると、お尻を突き出したような状態である。
下卑た笑いとともにまじまじと視線を送られる。
舞台が整った時点で火の魔女、サーラがステージに上がった。
『わー、サーラさま〜!』
観衆の声の声に手を上げて答えるサーラ。
「さー、みんな、待たせたわね! いよいよ火魔女祭、決勝戦を行うよ!」
仁王立ちのサーラ。腰にはペニスバンドが巻かれている。
男性器を模して作られた下腹部の部分は、天に向かい伸び、
猛々しい臨戦状態にある。
「この、いきり立ったペニパンであの子たちをめろめろにしてしまうわ!!」
『素敵です、サーラさま〜!!』
サーラは観衆が静まるのを待ち、
「現在のオッズを紹介するわよ。
勝利者――つまり、最後まで我慢出来た娘を選んで賭けてね」
―――オッズ表―――
クロア 3倍
サラ 4倍
ミリア 5倍
ミルカ 8倍
フィフィ 12倍
――――――――――
「いーい? 始めるわよーーー、ルーレット、すたぁ……
……あれルーレットじゃないの? サイコロに変わったんだっけ? ま、いいわ」
サーラが黒子さんに差し出されたのはサイコロ、
実は以前、ルーレットは不正を疑われた事があったため、廃止されていたのだ。
「じゃあ、あなた、ミリアから…‥ほら、くわえなさい」
手を防がれているミリア、口の中に3cm角の6面サイコロを押し込まれる。
「最初だけ、2人振って、出た子がアウトだからねー。ほら、吐き出しなさい」
ぺろっとこぼれ落ちたサイコロ、出た目は3。
ミリアを起点として、ゆっくりとテーブルにそって歩くサーラ。
……ミルカ……クロア……サラ
サラもサイコロを振らされる。
出た目は……2!
……フィフィ……
「あら、戻ってきたわ」
ミリアの後ろに立つサーラ。
「え……」青ざめるミリア。
黒子さんがサーラの前にひざまずき、ペニス部分にぬるぬる液をターップリと塗りたくる。
サーラは、準備が整ったべっとべとのペニパンで
ミリアの割れ目にペニペンでつんつんとつつく。
「ひゃ、やーーん、いやいやっ」
逃れようと身体を揺さぶるミリア。胸がぷるるんと揺れている。
「さー、ショータイム!!」
愉快そうにサーラが合図をして、ミリアの腰を後ろから掴む。
つ……ぬぷう……ぅぅぅ……
「ぁあっ……やああん!!」
ひときわ大きくミリアが叫び声を上げた。
ミリアの身体の中に入ってく。
「あっはぁ! 入っていっているわ。ねえ」
ミリアに語りかけるサーラ。
「っ、いやぁ、やーーっ! いやですぅ、抜いてくださいっ」
楽しげなサーラはとは対照的にパニック寸前のミリア。
ゆっくりと侵入してきたサーラのあれがとうとう力強く、深々と挿入される。
「奥まで完全に入ったわ!!」
勝ち誇るサーラ。
『おおおおおお』大歓声の観客。
「いま、どんな気分?」
「ゃんいゃんいやん、いやぁん! 恥ずかしい……です!とって、とってくださいーー」
顔を真赤にして嘆願するミリア。
「まあ、はじめは1回って決まっているしね。抜いてあげるわ、でも……しっかり味わいなーがーら」
ゆっくりと、ゆっくりと。
「は、やくぅー……」
……ニュポン!
「んぁぁっ……!」はぁはぁ……と、乱れ息のミリア。
「さー、ミリア、賽を振りなさい! 次からは賽の目だけ出し入れよ!」
こうして決勝戦の幕が上がった。
果たして最後までいき残るのは誰か――続く。