この試合の登場人物(別窓で開く)
第4試合 プロチーム 対 火魔女チーム
『はい、こちら天女スズロです。
いよいよ4試合目。トーナメント最初の試合はこちらが最後となりますね』
『同じく天女のスミレと申します。今回は天女ペアで解説をお届けして参りますよ』
淡い赤色の浴衣のスズロと、淡い水色の浴衣のスミレ。
『はーい。早速選手が入場してきたようです』
『炎のように赤いコスチュームは火魔女サーラ率いる火魔女チーム、そして唯一の既存MSBプロのチームその名もプロチ−ム、白黒の装いでの登場されています』
『おやおや? キャプテン同士で早速何かもめてますね』
プロチームキャプテンのシェリルと、火魔女チームキャプテンのサーラ、握手を交わした後の突発マイクパフォーマンス−−
シェリルがまず口火を切った。
「これまでの試合は本当のMSBではありませんでした。この試合で私たちプロが本物のボウルを魅せてあげましょう」
「あは★ボール遊びが本業の方、面白ーい☆」
サーラは軽口を返す。
「っ?! 今のは聞き捨てなりませんね……っ」
「あ、そか……これしか特技のないのに負かしてしまったらなんかごめんね☆」
「……そこまで私達をコケにするわけですか、終わったらただじゃおけませんよ?」
「それ、いいわね☆ 刺激が少ないと思ってたのよ。負けた方はもっと惨めな罰ゲーム……乗る?」
「自分で何言ってるのかわかってます? プロのプライドとして冗談じゃ済まさせませんよ?」
「えへ☆なんでもいいよね?」
「ええ、何でもいいです」
「言質いただきぃ★」
それぞれのチームメートがハラハラ見守る中、話がまとまったようだ。
『天女スズロです。勝手にお話を進めないでください』
様子を見に飛んで来た天女と、それを見つけたサーラ。
「敗者ルールの内容を増やしたいんだけど☆耳を」
『え……はぃ。えっ、えっ??……そんなことを?……わっわかりました。確認してもらいます』
「お、お姉ちゃーん?どんな内容?」
天女の顔がどんどん真っ赤に染まるのを見ていたサーラの妹ファスが慌てて尋ねる。
「イ・イ・コ・ト☆」
すぐに、スズロが戻ってきた。
『……主催者の女神皇女イナルミ様は、興奮気味に「いいね、ぜひやりたまえ」とのことでした……』
シェリル「なんですか、もったいぶっていません?負けたら何を?」
『そ、それでですね。こちらで一度、実演することになりました。あちらです』
スズロの指さす方、コートの脇に1人の天女と……バランスボール大の丸いボールが置かれていた。
・・
『こちら、天女スミレです』大きく手を振り注目を集める。
『女神皇女の命により、この試合限定の追加<敗者罰ゲーム>の公開生演技を私が行います
ちなみに、私は内容を知らされていませんので、指令書を読みながら行うことに致します』
手に持ったメモ紙をめくる。
「えと……<まず、ぱんつを脱ぎます>……えっ、えっ??」スミレ顔が引きつる。
((おぉ〜!!))いきなりな展開に観客は喜ぶ。
「イナルミ様っ、相談なしでこういうのは困ります……トホホ」
浴衣の帯を緩めると、肌ができるだけ露出しないよう、浴衣の隙間より手を入れてパンツを下ろす。
そして、またメモ紙をめくる。
「<ボールに手のひらで触れて少しなでます>……?」
紙に書かれている通りに、丸いボールに手を触れて撫でてみる。
すると……ボールが一回り縮み、てっぺんからは何やらムクムク生えてきます。
それは、いきり立った男性器に似ていた。というよりはほぼそのままに、精巧に似せられた一物であった。
びっくりして手を離すスミレ。
またページをめくる。
「嫌な予感しかしませんっ……<手で撫でたら、スミレの足の長さ、秘所の大きさによってボールの大きさと形状は変わるよ。それじゃあ次はスミレのボールの上に乗ってその棒をスミレのおまんこに入れてみようか。げへげへ>……げへげへって何です?!」
((おぉ〜!!!!))
「イナルミ様……お恨みしますよー」
少しすねた表情を見せるスミレであったが、時間を掛けることなく、帯をまた少しほどくと、ボールを跨ぐことができるほどに浴衣の下半身を肌け、帯を締め直す。
実際にボールをまたぎ、スミレの股間を男性棒に当てる。男性棒はぬるぬるした液体で覆われていた。
スミレはその棒を手に取ると、割れ目に沿うよう棒を前後にこすりつける。ここでは少し時間をとった。
やがて意を決し、棒を中へといざなった。本体のボールは反発性のある素材で作られていて、スミレの体重がかかる部分が沈みもすれば、押し返そうとする力が働く。男性棒はボールの動きに合わせ上下に可動する。
ページをめくる。
「はーぁ……はぁぁ……<バウンドボールに乗って、コートを一周します。転んだら、スタートからやり直しだよ。がんばって>」
気がついてみれば、ボールの左右に「取っ手」が新たに生えており、両手はそこを掴むことでボールとのバランスをとることができた。
「す、進まないと、はふぅ。いけないんですね……んっ」
前へ進む為にはボールをバウンドさせる必要がある。まず、ボールに体重を乗せ、まず下に圧力をかける。そしてその反発力で地面を押して跳ぶのだ。
……つまりは、身体がボールに沈み込み、その間は男性棒を深く咥え込むことになる。
「んぁっ、あっ……はっ、奥にまで……っ!!」
そしてボールが跳ねると、反発力で腰とボールに隙間ができ、男性棒が中から外へと出ようとする。
「ひぁあっ……あぁっんっ…!!」
そして、着地をすると、また深々と奥まで男性棒が挿入されてしまう。
「んんにゅぅ!!」
着地後には、ボールが地面を細かくバウンドし、男性棒は中を小刻みにこする。たった一回、たった一歩進むだけでこれだけのプロセスを経る。
「……ふぁあああんっ!!」
スミレは最初のコーナー辺りで絶頂してしまい、ボールから転げ落ちてしまった。
「……えっと、私スズロがちょっと変わりに最後のページを読みますね<負けたチームは、全員がこのバウンドボールの罰を受けてレースをしてもらいます>だそうです」
プロチーム一同『!??!?!』
火女チーム一同『??!!?!』
サーラ「きゃー★ ぜったい負けないようにがんばろー、おー☆」
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第4試合1回戦・表 火魔女チームの攻撃
「さあて☆しまっていこー!」
サーラの場違いな掛け声に、前線の三人ウネビ、ファス、ファイナは一気に前へと走り出します。
「その掛け声は違う競技……クーリン、キゼ、対面の二人をお願い。
ラジェリー、ナコレはパスコースを切って」
シャリルは少し苛立ちを覚えながらも、冷静に指示を送る。
「ファイアースローだぁぁ★ミ」
魔法のブーストが掛ったボールは、ロケットエンジンが如くボールの後ろから火を吹き、真っ直ぐ一直線に相手コートの奥へ向かい飛んでいく。
「っ!私のところか!!どこまでも、舐めてくるね!!」
シャリルはボールを見据え守備の構えを取る。
ただ、ボールは高い高度を保ったまま勢い余ってコートを大分越えてしまいそう。
シャリルも見送りの体制に入った。
しかし――「着火っ!」
――ぼうっ!!
ボールの一部から、魔法で仕組んでおいたサブエンジンが発火する。そのためボールの角度が変わり、急転直下。ボールが急降下する。
「お姉ちゃんのパス…絶対取るんだ……っ」
落下地点に走り込んだファス。
一呼吸遅れてシャリルも追うが……
ギリギリのところでキャッチ。得点となる。
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第4試合1回戦・裏 プロチームの攻撃
「あんなの、MSBとは呼べないよー、ずるー」
ナコレがぶーぶー文句をたれている。
「邪道だが、今回のルールには違反していないのだろうな」
シャリルがた苦虫を噛み砕いたような顔をする。
「あたしはこの競技の新たな可能性を見たけどね」
とクールに分析をするラジェリー。
「今度はうちらのMSBをみせてやりましょうよっ」
と反撃を心待ちにするキゼ。
「よーし、こっちは、王道で、力で、ねじ伏せるよ!」
シャリルが仲間をまとめ、攻撃を開始するパスを出す!
まさに魅せるプレーだった。
火魔女チームを赤子のようにあざ笑うパスを出し、
フェイクを織り交ぜ着実に前進する。
最後は全くフリーのキゼがタッチダウンを決めた。
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罰ゲーム「脱衣の儀」
サーラからの、
「脱ぐ人は、名前と、自己紹介をしてからお洋服を脱いでねっ☆」
という物言いがまた運営に採用された。
今回脱ぐのは2名。メットやプロテクターなどは外されて、ビキニの上下だけでグラウンドの脱衣ゾーンに現れた。
まずは一人目。
「プロチームのナコレです。ランナーをやってまーす!
足の速さと、意表を突く走りが得意です!……コレ、脱ぎます。。」
観客にどこの誰かを認識されてから脱ぐのは少し度胸が必要だとナコレは思った。
意を決してビキニブラを外す。
((おぉ!!))観客より歓声が漏れる。
健康的に日焼けした小麦色の肌と、ビキニに妨げられ日に当たらなかった部分との
コントラストが大きい。
「あとコレも……」
ビキニパンツに手をかけ、恐る恐るゆっくり脱いでいく。
((おぉ!!))
「たまにはファンサービスです。。」
観客に向けてぎこちなく手を振りながらも頑張って笑顔を作る。
そして二人目。
「うう……火魔女チーム所属、ファイナ」
緊張でガチガチになった姿のファイナ。
普段の髪の毛の色は黄色がかった金髪なのだが、
緊張のためか、更に黄色みが増している。彼女は感情によって髪の色が変わる特質を持つ。
((わああっ))と、観客の期待の声を身体に受ける。
「わ、わかりました、脱ぎますよー。脱げばいいんですよねっ」
後手に回した背中で留め具がうまく外れず時間がかかる。
なんとか外し、観衆に胸を晒す。
((わぁぁ!!))
「み、見たかったら見たらいいでしょー、、こ、こっちも」
ビキニパンツも、一気に下まで下ろして脱ぎ捨てる。
顔が真っ赤になっただけでなく、髪の毛も赤味が付いて橙から更に桃色に近くなる。
((わぁぁ!!))
「こ、こんなの恥ずかしくないしっ」
では強がるものの、傍目から見たらすごく恥ずかしそうなのはバレバレであった。