準決勝第2試合。プロチーム 対 水魔女チーム(3)


この試合の出場人物


第三回・表 水魔女チームの攻撃
水0-2プロ

ここまで押されっぱなしの水魔女チーム。
レモーヌが起死回生の妙案を思いついた。
「そうですわ!ボウルを持って、みんなで円を作って囲めば、ボウルをとられずにゴールができるかもしれませんっ!」
早速採用した。
5人の右手でボールをもってゆっくりと相手陣地を目指す。
『何……!?』
プロチームのメンバーは、常識破りのこの陣形に唖然とした。
水魔女チームがプロ魔女チームの陣地へ踏み込んだところで、キャプテンのシャリルが指示を出した。
「囲め」と。
ボウルを囲む水魔女チームの5人の輪の更に外に、プロチームの5人の輪が作られた。
プロチームの5人は手をつないで内側にに圧力を加える。
ぎゅうぎゅうに締め付けられた水魔女チーム。
「むぎゅう……」「狭いー……」「動けない……」
背の小さなランを除き、みんなの胸でボールを挟むような形になる。また、胸同士も擦れあってしまう。
外側から一定の力ではなく、ぎゅっぎゅうと不規則に締め付けら
胸に、硬いボウルが押し付けられてはその都度胸の形が変わる。
「はぁはぁ……みんな耐えてっ」
ストロベルがチームを鼓舞するも、
「あぁんっ……もう、だめです……すみません……あぁっ」
コルエットが段々とどえろい顔になって喘いでしまう。
「ちょっと……コル様、こんなとこで……駄目ですよ」
レモーヌがたしなめるも、状況は好転せず。
「これハ、困りましたネ」とリズや、
「はは……、背が低い私だけ胸の位置がぜんぜん違うや……」
ショックを受けているラン。
この状態のままで、時間切れになった。


第三回・裏 プロチームの攻撃
水0-2プロ

押せ押せのプロチーム。
「よし、ここまで来たら、完全ゲームを目指すよ!」
シャリルの声に『はい!』プロチームのみんなが応じる。
ボウルは再度またエースのラジェリーに。
すぐに水魔女チームのディフェンスに会う。
彼女らが、完全に攻撃の手を切ったと思いこんだ瞬間……
「ここっ!!」
ラジェリーは細かいステップを踏んで、ストロベルとレモーヌの間の狭いスペースに身体を投げ出し突破を図る。
このとき、ストロベルかレモーヌか、どちらか、もしくはどちらともが手を出せばラジェリーを止められたのだが、
この一瞬、どちらとも手を出せず、お見合いをしてしまった。
「よしっ!」
こうして、ついにラジェリーは水魔女チームのディフェンスを突破した。
側にいたランも、二人が邪魔をしてラジェリーに近づけなかった。
そんなラジェリーに最後の守備の壁、コルエットが立ちふさがる。
「完全ゲームは、させません……っ」
チームメイトのために、なんとしてもここは防がなくてはならない。
その決意でコルエットは立ちふさがった。
「ここ……じゃないっ」
ラジェリーはコルエットの直前で直角に曲がり逆のサイドへと駆ける。
「ま、待ってください……」
コルエットは慌てて必死に追いかけるが、単純なスピードでは追いつくことができない。
コルエットを完全に抜いたラジェリー、向きを変えてゴールした。


脱衣罰
「はい……弥生です。白熱した試合も、とうとう勝負が付きました……
最後の攻撃、ファーストアタックが認められましたのでプロチームに2得点入ります……」
((ざわ))
「つまり、2名分の脱衣が出ます……ひきます……」

ランとストロベルがひかれ、
ランとストロベルは同時に脱衣をすることになった。
「じゃ、じゃあいくよ」
「う、うん!」
小恥ずかしそうに、二人は顔を見交わすと、
同時にビキニブラを解いて、胸を顕にした。

((おぉぉぉぉ!))

「あと一枚……」
「う、うんっ……せーので」
ふたりとも顔を赤らめて
呼吸を合わせて二人同時にビキニパンティを脱ぐ。

((おぉぉぉぉぉ!!!))

「手を頭の後ろに……」
「こうですね……うぅ……恥ずかしい」
「恥ずかしくなんて……な、ないっ」
「ストロベルさんだって、お顔真っ赤ですよ……」
「うっ……」

((おぉぉぉぉ……!!
    ……いーちっ、にーいっ、さーんっ))

「くるくるくる……」
「くるくるくる……!」
「わん!」
「にゃあ!」

最後は合いませんでした。
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