キサナ --- ミリアの幼馴染の剣士。魔法の手袋を武器に変える。
イディラ --- 悪魔の女王様。つよい。むんむんとした色気と肉体の持ち主。
4人の魔女から力を奪い返したイディラは、
楽園への入り口のある、中央王国の王宮を目指し侵攻を開始した。
瞬く間に防衛拠点を制圧し続け、いよいよ王宮の城門前まで姿を現した。
□中央王国戦力
近衛女兵士 300
傭兵・冒険者 40
□奈落勢
鬼娘 50
干支鬼娘 12
獄悪鬼レディース 1
ここでも奈落勢優勢に戦局は進んでいた。
「それ、あいつをひん剥けー」
「きゃっ、きゃ!」
イディラ配下の鬼娘たちが王宮の近衛女兵士たちに襲い掛かる。
「あれー」
「やーん!」
人より力の強い鬼たちに多くの兵士たちが翻弄され悪戯されてしまう。
中でも……
「どいたどいた〜!!」
先陣を切って王宮陣営を切り裂く獄悪鬼レディース。
彼女はモンスターでも最も位の高い6大モンスターの一種であり、
狂暴かつサディストで鬼の間でも恐れられていた。
運悪く彼女につかまってしまった女兵士は…
「きゃあああ、いやー!」
<ぺしーん!>
お尻をむき出しにされ、レディースの肩に担がれてお尻をぺしぺし叩かれてしまうのであった。
「すすめすすめ〜!!」
<ぺしーん!>
お尻を叩く音で味方の鬼たちに前進の合図とした。
「いたーいっ!!」
捕まった女兵士が顔を真っ赤にして叫んでいる。
――こちらは奈落勢の後方。
ゆっくりと道草を食いながら進んでいるもの、悪魔女王イディラ。
「ふふふふふ、ちゅっ…、また、ぺろぺろ…、いくがいい。…じゅるじゅるじゅる、ほらほらほらっ」
「もう許して、あっあっあっぁあっー!!」
本日何人目かの女兵士を舌で犯していた。
そんな彼女に、意外な報告が入ってきた。
「イディラ様ー、たいへんですよ。獄悪鬼レディス様が捕まりました、けらけらけら」
「ふふふふふ、あやつがやられるなんて、なかなかの手練れか」
城門前に目を向けると、剣士風の少女が一人、目に映る。
その城門前――
「うちがここを守る限り、あり一匹中に入れないよ!」
声の主は剣士キサナ。
その横に獄悪鬼レディスがロープに縛られてとらえられていた。
「ふふふふふ、威勢がいい」
イディラはキサナにターゲットを定めて城門へ向けて速度を速める。
「イディラ…」
「おや、どこぞでわらわが犯した女よねぇ。ふふふふふ。。。。」
イディラとキサナの戦いが始まった。
キサナは武器をハルバードの形に変えて、距離を詰められないようぶんぶん振り回す。
イディラは得意の接近の間合いが取れずじれったく感じた。
「ふふふふふふ…ならば」と。
魔力を使った魔眼で遠目から攻撃をしかける。
「くらえ……!」
キサナはイディラと目を合わさないようフイと目線をずらした。
「ふふふふふ……ならば」と。
『ぬげ……!』
魔力を使った魔言でキサナの意思を奪おうとする
キサナはとっさに耳をふさいだ。
「ふふふふふふ……そちは勘がいい」
<ガンッ!>
そして、キサナのハルバードの柄がイディラの身体を横殴りにした。
「ふふふ……ぐぅ!?」
地面に倒れるイディラに、追い打ちをかけるキサナ。
「たあああああ!!」
武器を二股のペグ(釘)に変化させイディラの手首を地面に打ち付けた。
「よーし、これで簡単に動けないでしょ。さあ、覚悟してよ!」
キサナはイディラに寝技を持ち掛けた。
「ふふふふふ。いいだろう……そちに、わらわを屈服できるか?」
余裕で目を閉じる。
「で、できるからっ……」
キサナは、イディラの鎧をはぎ裸に剥くと、
自らも、下着姿になった。
イディラの豊満な肉体に小さなキサナの身体を重ね、
擦り付けるように体を動かす。
「ふっ…ふっ……どうよ!ちゅ、ちゅー…」
胸を揉み、そして、口づけをする…。
すると、逆にイディラに舌を入れられた。
「んんん?!」
艶めかしく動くイディラの舌。
気が付けば、いつの間にか自由になっていた手でキサナの頭を抱きかかえられ逃げることができないよう固定されていた。
(しまっ……た!)
「んんんっ……んっ……んんんんんんっ!??」
頭がとろけそうになるくらい激しいディープキスを浴びせられる。
そのテクニックによって身体から力が抜けて、そして、
「ん!ん!!んっっっぅ!!」
<<びくんびくんびくびくびくんっ!!>>
舌が絡まったまま、声も上げられず、身体だけはねて、キサナはキスだけでいかされてしまった。
「キサナさぁん!大丈夫ですかぁ?!」
そこに現れたのは脱衣の格闘家サキ。
サキは、かろうじて胸の先と股のきわどい部分のみ隠せられるほどの
極小な布を身に着けていた。
「鬼たちを追い払うのに手間取りましたぁ……!」
次回→イディラVSサキ