7回の裏。
[7回裏]
▽clickで打順▽



〇ピッチャー ルル (×2)
●9番バッター コルエット

コルエット「ああっ……ルルさんけっして手は抜かないでくださいね……ドキドキ」
ルル「はい、コルエット様。ご自身はもう脱ぐものもありませんのに……やっぱり立派な方です」


第一球、投げた。 魔球【空気抵抗無効】
「……(一球も空振りできません、決め打ちです……)あっ……」
<かんっ>
読みを外したコルエットだが、どうにかバットに当てて大きく後ろへ打ち上げた。
『ファウル!』

第二球、投げた。 魔球【空気抵抗無効+重力無効】
「……(さっきと同じ軌道……)ではありませんっ」
<かんっ!>
また読みを外したものの、うまくバットに当てて外に逃げる。
『ファウル』
「あぁっ……ハラハラします」

第三球、投げた。 魔球【空気抵抗無効+重力無効】
「……(さっきと同じ軌道……)……ですっ」
センター方面へ大きく打ち上げた。
センターを守るイコ、
「あぁ……んっ……胸の先レーダーが、こっちだとびんびん告げています」
裸となり敏感となった胸の先レーダーに従い奥へ奥へと走る。
フェンスぎりぎりのポジションを取り、ボールが来るのを待ち構える。
ホームランかと思われたボールは失速し、イコの頭上に落ちてきて、難なくキャッチ。

『アウト』

◎お立ち台
「はい、こちらインタビュアーです。コルエット選手をお連れしました」
<(わあああああああ!!)>
「ひっ、これは……恥ずかしいですね……」
もじもじと顔を赤らめながら全裸でインタビューに応じるコルエット。
「本日は先発を務め1失点、打者や守備でも活躍の場面がありましたが、振り返っていかがですか」
「どのプレイも全身全霊であたりました。その結果がこんな…はっ、恥ずかしい状況に」
<(わああああああ……!!)>
「ひぅ……ひぃ……」
コルエットは周りをキョロキョロ見渡し大勢の人から歓声を浴びるたびに、身体をびくびくと震わしてしまう。
「少し意地悪な質問になりますが、恥ずかしいという割には、胸の先がものすごくとんがってしまっていますね?」
「えっ……あ……そ、そうですね……すみません……その……すみません」
コルエットは耳まで真っ赤にしながらも胸を隠さず、むしろ強調するように腕で抱えている。
<(わああああああ……!!)>
「ひっ……ひぅぅ……」
「反応がかわいらしいので、すこし放置して試合を進めてみましょう」
「ぇぇっ……このまま、放置されてしまうのです……か?(ドキドキ)」



●1番バッター クイ

クイ「占い師のお姉さん、いい子ちゃんぶっているのではありませんわ」
ルル「いい子ちゃんかはわかりませんが、日々善い行いをしようと努めています」

第一球、投げた。魔球【重力無効】
「……(もう一球も空振りもできませんわ)バントで走力勝負ですわっ」
<カンッ>
クイの転がしたボールはピッチャーとキャッチャーのちょうど真ん中に転がる。
ルルが走ってボールをとり、まさかのトンネルをしてしまう。
「あ……っ」
慌てたルル、ボールをとって一塁へ送球するも、ファースト、マーサマーニャが届かないところにボールを投げてしまう。
「もうけですわっ」
クイは一塁を経由して二塁へ。
ボールの処理に手間取るマーサマーニャの様子を見たクイは二塁も蹴り三塁へ。
「まだ行けますわっ」
マーサマーニャボールを拾い上げ、三塁へと投げた。
三塁へ投げられたボールをルルが中継し、再度三塁へ投げなおす。
空気抵抗を無視した投球は速度を落とすことなく三塁のシロナの元へ。
クイも必死に三塁を目指すが結果は……
『アウト!』


◎お立ち台
「はい、こちらお立ち台です。今度はクイ選手をお連れしました」
<(わあああああっ!!)>
「くっ……早くインタビューでもなんでもしたらいいですわ」
裸のクイは機嫌が悪そうに投げやりに答える。
「クイ選手は一番バッターとして、そしてファーストやピッチャーとしても活躍されました、今日の出来は満足ですか?」
「これだけ脱がされて満足なわけがないですわ」
そっけなく答えるクイ。
「そうですよね、お胸も、お尻も、あそこも大勢に晒されちゃいましたが…?」
「……ふん」
「今もクイ選手の裸をみて興奮してしまっている人たちが大勢います」
<(うおおおおおおおお!)>
インタビューが観衆をあおる。
「やっ、うっ……うー」
恥ずかしさの感情が増すクイ。
「いま、球場のモニターにはクイ選手の身体が余すところなく写されています。恥ずかしいところも……」
クイのいろんなところがアップにして映されてしまう。
「やぁっ……お、覚えてなさいですわーーっ……っ」
泣きそうな顔になりながら声を荒げるクイであった。
「最後に二人でポーズをお願いします」
「ふたり?」
「クイさぁん……」
先ほどから放置されていたコルエットがクイの元にやってきて、ぎゅっと抱きしめた。
「コルエット?!……みんなから見られてますのにっ! 放してくださいましーー」
「そんな……ひどいです、クイさん……」
コルエットが火照った体でぐいぐいとクイに身体をこすりつける。
「ちょ、ちょっとぉー……んんんっ……ちょ、ちょっとぉ……んぁ……んっ」
二人の絡みがしばらく魔法テレビに放映された。


●2番バッター マスカ

マスカ「いつまでもすました顔でいられると思わないことね」
ルル「むむ、そうですか、勝負です」


第一球、投げた。 魔球【空気抵抗無効】

「……もらっ……たぁーーー!」
<カキーン!!>
ボールは大きく飛んで……
『ファウル!』
「……あーーおしいっ!」
キャッチャーのサキ、ルルの投げたボールの異変に気が付く。
「ルルさん、球があまり変化してませんよぉ?」
「<口移しの魔力>の効果が切れてきました……あと疲れてきました……」
もはや肩で息をし始めているルル。

第二球、投げた。 魔球【重力無効】

「……見えたっ……!!」
<カキーン!!>
打球は左中間(レフトとセンターの間)に飛んだ。
イコがすぐさまボールを察知して追いかける。
マスカは必死に走り一塁を経由して二塁を目指す。
イコがセカンドのリーンにボールを投げた。
『セーフ!』
[ツーアウト 二塁]

「ああ……もう全然変化しませんでした」
ルルはユニフォーム3つ目のボタン、続けて4つ目のボタンを外した。
白いブラが露わになる。
<(ぉぉぉぉぉ……)>
期待を込めた観衆の声。
「よいしょ……ん」
ルルはユニフォームの上を脱いだ。
ルルは脱いだ服でで身体を隠すしぐさをするが、すぐにそれも外した。
<(ぉぉぉぉぉ……)>


●3番バッター 白バニー

白バニー「あはあ〜、あたしが打ったらもっと脱がしちゃいますよ〜」
ルル「もし打てなければ逆に……ボタンを外すことになりますから」

第一球、投げた 魔球【?】
ボールは大きく外れた。
『ボール』
「すっぽ抜けてしまいました……」

第二球、投げた 魔球【?】
ボールはまたも大きく外れた。
『ボール』
疲労により、思ったところにボールを投げられなくなったルル。
「ん〜、これでは勝負になりませんよ〜」
白バニーが笑う。

第三球、投げた 魔球【?】
「あ〜、やっとボールが来ましたね〜……でも〜」
『ボール』
ややストライクゾーンから離れたところ。白バニーは冷静にボールを見送った。
「次くらい打てそうなボールが来そうですね〜」

第四球、投げた 魔球【?】
「……おやぁ?」
<……ぽてぽて>
ボールはキャッチャーまで届かずに、地面にバウンドしてしまった。
『ボール!フォアボール!』
「ふふ〜、大ラッキ〜」
白バニーは一塁に出塁した。
「はぁ……はぁ……自滅してしまいました」
汗をぬぐうルル。

ユニフォームの下、短パンのボタンを外す。
<(ぉぉぉぉぉ……)>
食い入るようにルルの脱衣するところを見る観衆たち。
「ふぅ……っん」
ズボンを下ろして白いショーツも露わにしてしまったルル。
ズボンを脱ぐと、小さく吐息をはいて身体を縮こめる。
<(ぉぉぉぉぉ……)>
恥ずかしそうな、可愛らしいしぐさにため息をつく観衆たち。

●4番バッター サーラ

サーラ「年貢の納め時よルル」
ルル「お言葉ですが……私はお米を作ったりはしていません」

「言うじゃない、あたしも後がないし一球勝負でどうかな?」
全裸のサーラが提案してくる。
「私としても願ってもない申し出で、受けてたちますよ」


第一球、投げた 魔球【????】

「……いい球が来たわ。まさに全力投球ね!!」
ルルの渾身の一球、勇者の加護【重力無効】【空気抵抗無視】が付いたボールが、勢いよくストライクゾーンに飛び込んでいく。
<かっきー……んんんんっ!!!>
鋭く速い打球が、右中間(ライトとセンターの間)の深いところに落ちた。
ここでもまたセンターのイコがいち早くボールに駆け寄って、顔を上げる。
サーラは既に一塁を通過し二塁を目指している。
一塁にいた白バニーは二塁を通過し三塁を目指している。
二塁にいたマスカは三塁を通過し本塁を目指して走り出していた。
「ホームですぅ!」
キャッチャーのサキが大きな声を上げてボールを要求する。
「とどいてっ……!!」
イコがボールをホーム上のサキに向かって投げた。
イコは方が強い訳ではなく、ボールは山なりとなってホームへと向かう。
一方、マスカもそれほど脚力が早いわけでもなく、どたどたとした不器用な走り方。
ほとんど同時にホームへと向かい……
審判のコールが発せられた。
『アウト!』
<(ざわざわ……)>
誰の×になるのかがわかりづらく、観衆がざわめく。
審判が集い、話し合いをしている。
「マスカの走塁エラーにつき彼女に×1が付きます」
と、判定が下された。
「あたしぃ?!」
納得いかない様子でマスカは一つボタンを外した。


[チェンジ]

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