８回の裏。

[8回裏]



〇ピッチャー　ルルに代わりキサナ（×７）
●５番バッター　マロロン

マロロン「裸なのにピッチャーするなんてッ」
キサナ「ほかに投げられる人がいないから、行けるところまで投げる」

第一球、投げた シンカー
「……(ふゎ……ボールが逃げていくのでしたッ…！？)」
＜ぶんっ＞
＜ぱしっ＞
『ストライク』

マロロンはユニフォーム３つめのボタンを外した。
黒いブラがユニフォームの隙間から見えてしまう。

第二球、投げた スライダー
「……（また違った軌道ですッ……）」
＜ぶんっ＞
＜ぱしっ＞
『ストライク・ツー』

マロロンはユニフォームの最後のボタンを外した。
マロロンの肌や黒い下着が見えてしまう
「これ以上もう脱ぎませんからッ」

第三球、投げた　ナックル
「……（うう打てないかもですッ……！）でもっっ」
軌道予測不能なブレ玉に思いっきりバットを振るう。
＜ぶんっ！！！＞
＜っっ……＞
「あっ……」
「あっ……！」
キャッチャーのサキは、直前でワンバウンドしたボールを取り損ない
ミットから弾いてしまった。
「チャンスなのでしたッ」
マロロンはファーストをめがけて走る。
『振り逃げ』
サキははじいたボールを走って追いかけ、急ぎ拾ったボールを一塁に送った。
一塁のマーサマーニャボールを掴む。
『セーフ！』
「えっ……うそ……」
「キサナさんごめんなさぁぃっ」
打ち取ったと思ったボールがまさかのエラーとなってしまった。
審判が集い、ピッチャーとキャッチャーのどちらのペナルティなのか確認する。
サキもキサナも全裸となっているため、次に×が入ると、全裸インタビュー送りになってしまう。
しばらくして、審判の判定が下った。
『キサナ選手がワイルドピッチで×１』と。

[ノーアウト１塁]

「はい、お立ち台にはキサナ選手に来ていただきました！」
＜（おぉぉぉぉぉ……!!）＞
「……どうも」
全裸で言葉少なげに立ちすくむキサナ。
「今日のキサナ選手は攻守に活躍されましたが、振り返っていかがですか」
「うん、うー？、あんまり活躍できなかったかなぁ」
「最後は三振がとれたのに不運な面もありました」
「変化しすぎたね。ナックルやめておけばよかった」
「けっこう平然とされてますね？裸は恥ずかしくないんですか」
「そりゃあ、恥ずかしいけど……、うん、負けちゃったししょうがないから」
「えー、今も観衆や魔法モニターの前から見てる方に、えっちな目で見られちゃってますが？」
「えっちな目って……」
「視聴者の頭の中ではキサナ選手はとんでもない目にあわされているかもしれません」
「ええっ……なによそれ？」
「例えば、キサナ選手が集団で囲まれて襲われちゃったりとか」
「なんでよ……」
「おっぱいやお尻を手でもみくちゃに触られて」
モニターが切り替わりキサナのおっぱいやお尻がアップになる
「ちょっと……」
「キサナ選手の穴という穴におちんちんでつつかれちゃったり」
キサナの耳の穴や口、おへそなどがアップにされる
「こらこら……」
「それでキサナ選手が気持ちよさそうに喘いじゃうような姿を」
「うぅ……」
真っ赤になってたじろぐキサナ。
「みんなそういうキサナ選手を想像してるに違いありません」
「もー、キミがそういうふうに仕向けてるんじゃないっ」
「想像だけなら自由ですから」
「もー」
いろいろ意識してしまい耳まで真っ赤になったキサナ。
「以上、可愛いキサナ選手へのインタビューでした」


〇ピッチャー　キサナに代わりサキ（×７）
●６番バッター　フィフィ

フィフィ「どちらも後がない……一球勝負だ」
サキ「キサナさんに申し訳ないのであたしが投げますよぅ」

第一球、投げた！　フォーク
「……この勝負、もらった……！」
＜ぶぅん……！＞
ボールはバットの下をくぐり……
＜バズゥ…っ！＞
『ストライク！』
「くっ……一球勝負なのに変化球とは！」

[ワンアウト・一塁]

フィフィはお立ち台へと連れてこられた。

「はい、フィフィ選手です」
「くっ……屈辱だっ」
「今日は、これと言って活躍の場面はありませんでしたが、ご自身ではどう思われますか？」
「……調子が悪かっただけだっ」
「ぜんぶ脱がされて、みんなに見られてしまったわけですが……？」
「くっ……もう開放してくれ」
「では、１００秒数えるのでそれまで気を付けしてください」
「くっ……わかった」
「はい、いーち、にーぃ……」
カメラが寄りでフィフィの身体を大写しにする。
「くっ……撮るなぁ……」
つい、手が動いて身体を隠してしまう。
「はい、動いたから最初からです。いーち、にーぃ」
「なんだと……！？」
「いーち、にーぃ……」
恥ずかしい箇所がアップにされるたび、フィフィは恥ずかしくなってつい動いてしまい
なかなか開放してもらえないでいた。
「はい、今動きました。いーち、にーぃ」
「くぅぅ、も、もう、勘弁してくれ……っ」
・
・・
・・・
何度も何度もやり直され羞恥に身体が染まってしまったフィフィ。
「……９９、１００。はい、終わりました……フィフィ選手？」
「ふぅぅ……はふぅぅ……お、終わった……」
ようやく安堵して力が抜けたため、膝を地面につけてしまう。

●７番バッター　レモーヌ

レモーヌ「私が引導を渡して差し上げましょう」
サキ「うぅ、一球一球投げるのが怖いですよぉ」

第一球、投げた！　フォーク
「……しまっ」
＜ぶるんっ＞
＜ばしぃ！＞
『ストライク』

レモーヌは黒いブラを身体から外した。
＜（おぉぉぉぉ……）＞
おっぱいが見られたので観衆は沸いた。

第二球、投げた！　フォーク
「……しまっ……た！」
＜ぶるんっ＞
＜ばしぃ！＞
『ストライク・ツー』

レモーヌは黒いショーツを身体から外した。
＜（おぉぉぉぉぉぉぉぉ……！！！）＞
おまんこが見られたので観衆は沸いた。
「見ないでください……っ」

第二球、投げた！　ストレート
「……もうだまされませんっ、ここは振らずに見送りで……っ」
＜ばしぃ！＞
『ストライク・スリー』
「……今回は私の負けです」

[ツーアウト・一塁]

お立ち台へ連れてこられたレモーヌ。
「はい、インタビュアーです。レモーヌ選手に来ていただきました。試合も終盤戦、どんどんこちらに送られてきますね」
「よろしくお願いします」
「今日のプレイを振り返っていかがですか？」
「ストロベルよりも長くプレイできましたから、そこは満足です」
「ライバルのストロベル選手ですね。彼女から言付けがあるのですが」
「え、なんでしょうか？」
「『あたしのときよりえっちな目にあわせて』だそうです」
＜（おぉぉぉぉぉぉ？！）＞
観衆から声援が沸いた。
「あ、あのバカ……っ」
「でもストロベル選手も結構えっちな目にあってしまいましたので、それ以上というと……」
「あいつの言うことは無視してかまいません」
＜（えーーーーー！？）＞
観衆から不満の声。
「観衆の期待に添わないといけませんので、私が一肌脱ぎます」
インタビュアーはそう言うとレモーヌの背後に回って
「ひゃうんっ！？」
手をまわしてレモーヌの胸の先に触れた。
「カメラさん、表情と胸をしっかりと撮ってください」
インタビュワーが指示を出すとレモーヌの顔と胸の先が分割画面でドアップに映し出された。
「ちょ……んんん〜〜……っ」
抗議する間もなく、敏感なところを刺激され悶えるレモーヌ
「レモーヌ選手の乳首が、徐々に徐々に、硬くなってきましたっ」
インタビューが実況しレモーヌをあおる。
＜（おぉぉぉぉ……！）＞
画面を見てもレモーヌの胸の先の状況が変わっていっていることがわかり、
観衆は大いに盛り上がった。
「そんな……やだっ……やめてください……あっ……あっ……」
多くの人に見られているにもかかわらず、むしろ多くの人に見られているからなのか
レモーヌの表情もどんどんつやっぽく変化し、時折甘い声が上がってしまう。
「レモーヌ選手、いやいやと言いながらも感じてしまっているようです」
インタビュアーはレモーヌの胸の先を指ではじいたり、爪の先でてっぺんをくりくりと押し当てたり
いろんなテクニックをもってレモーヌを落としにかかる。
「あっ……だめです……あああっ……・だめです‥‥・・ああっっ」
ついに大きく体を震わせてしまうレモーヌであった。
＜（おぉぉぉ‥‥…!!!）＞


●８番バッター　ミミル

ミミル「素っ裸で投げて恥ずかしくないの？おっぱいもあそこも見えてるよ」
サキ「はっ……恥ずかしいですよぉ……っ」

第一球、投げた！ストレート
「……（直球勝負ね、生意気な）」
＜かこんっ＞
打ち上げた。ボールはセンター方面へ。
センターのイコが難なくキャッチ。
『スリーアウト・チェンジ』

「くっ……脱げばいいんでしょ……脱げば！」
ミミルはぶっきらぼうにユニフォームの下を脱ぐ。
黒い下着姿になってしまった。


[チェンジ]