ミリア VS ルル【前編】悪ルル。
ミリアとルルとの旅の途中、寄り合い馬車の中。
急にルルが苦しみだした。
「うぅ……あぁぁ……!!」
「ルル?どうしたの?」
ミリアはルルの異変に気が付き狼狽する。
「私の中に何かが……意識が……に……げ……て……」
そして、急に黙り込むルル。
「ルル??ルル??」
ゆっさゆっさと揺さぶるミリア。
「……ミリア?」
小さく声を出すルル。
「よかった、体調悪いの?大丈夫?」
心配して顔を覗き込むミリアの、ルルは唇を奪った。
「っ?!」
「んちゅぅぅぅーーー、、、、」
「んんんっ?!(えええっ?!)」
目を見開き驚くミリア。
「ちゅっ、ちゅっ、」
「やんっっ、、ちょっとどうしたのルル?みんな見てるから……ね?!」
「見せつけてるのよ……ちゅーっ!」
舌を絡めてくるルル。
「んんんーーっ……(身体が……力が……入らな……い?)」
金縛りにあったように体の自由が利かなくなるミリア。
「抵抗してみなさいミリア?ふふぅ……ちゅ、ちゅく……ちゅううううううう」
抵抗どころかどんどん力が抜けて行ってしまうミリア。
身体が変調し快楽が押し寄せてくる。
「んんんっ……んんんんんんっ……んーーっ……んっんーーー……んんんんんーーーーーっ……!!」
キスだけで腰をびくびくと跳ねさせているミリア。
「まだまだ、こんなものじゃないですよ」
ルルはミリアの頬に両手を添え、さらにミリアの口の中を堪能する。
「んっちゅむ…ちゅる…‥っふはぁっ……あぁっ……ちゅくちゅく……ふぅぅぅ……っ」
「んっ!!んっっ!!んんんっ!!んっ!んっ!んんんっ!!」
びくびくびくっ、と何度も身体を震わせるミリア。
「ふぁっ……ふぁ……っ!ル……ル……?どうし……て?」
力なく床に倒れるミリア。
「わたしはもうルルではない。言うなれば悪ルル!」
そう言いうと、ルルはその場にいる少女に襲い掛かった。


「……ということがありまして」
中央王国王宮、接見の間にてミリアからの報告を受けているフロンリーフ。
「わかりました。噂は本当でしたのね。シロナ、報告を聞かせてあげなさい」
王国諜報員のシロナがレポートをめくり、内容を読み上げる。

「ルルと思わしき人物の被害報告です。
 ミリアさんが襲われた直後、
 馬車に乗っていた商人の娘イリフェスが激しい接吻により絶頂の上失神
 続いて、南門警護兵ミオ他警護兵に囲まれる中激しい接吻により絶頂の上失神
 止めに入った冒険者サララを街の人取り囲まれる中激しい接吻により絶頂の上失神
 大臣の娘リーハスが大通りの公衆の面前で公開接吻激しい接吻により絶頂の上失神
 貴族の娘サリー、酒場の娘ユイナ、学生メロリー……12名が被害にあっています」

「ああああ、ルル〜っ」
悲壮な表情で頭を抱えるミリア。
「いえっ、ミリアさん。本人が名乗った悪ルルというあくまで別人格の仕業ですから。
 それに、手は打ちましたよ」
姫がお付きのメイドに合図を送ると、4人の魔女が入ってきた。
土の魔女ミラーシュ、水の魔女コルエット、風の魔女クイ、火の魔女サーラ、、
「ミリアちゃん、ルルちゃんがお困りとなればほおってはおけないから」
とミラーシュ。
「そんなに激しいキスされてしまっちゃったら、いったいどうなってしまうんでしょう」
と、コルエット。
「ルルお姉さまをとっ捕まえるなんてたやすいことですわ。早くかたずけてしまいましょう」
と、クイ。
「四人もいればへっちゃらでしょ。あははっ、そのこがどうなるかはわかんないけどおっ」
と、サーラ。
そこに、
「ま、待ってください…。わ、わたしに決着をつけさせてください」
ミリアが割り込む。
「考えがおありですか?ミリアさん」
フロンリーフの問いには
「い、いえっ、で、でもルルが困ってるのにわたしが何もしないなんて、その、」
「……わかりました。ただみんなの力も借りましょう。何としても、ルルを助けましょう!」
ミリアの意をくんだフロンリーフ。
皆に指示を出しルル救出作戦を実行に移した。

翌日
4魔女はフロンリーフの前に着実な結果を持ってきた。

「はい、ルルちゃんを連れて買ってきたよん」
ミラーシュがルルを捕まえて連れて帰ってきた。
布で目隠しと、口にも布を巻いている。
手錠をはめられたルルがロープに繋がって引っ張られてきた。

「わたくしは悪魔女王イディラに助言を求めに行ってまいりました」
今度はコルエットの報告。
「ルルさんの症状から、先般の戦いで魔法封印の口移しをされたときに、
 悪魔女王の悪魔パワーを吸い込んでしまったのでは
 ないかとおっしゃられていました。戻し方は教えてくださりませんでした…」

次はクイ
「原因から、どうやったら元に戻すかという魔法理論を打ち立てましたわ。
 激しいショック療法と身体に性的な負荷を与えれば元に戻るということですわ」

サーラ
「理論から、あたしは元に戻すための装置を作ったよー。
 ルルと、そこのミリアが対決する、とーっておきの舞台っ」

王宮魔法の儀の部屋。
床には魔方陣が描かれ赤紫色の光が部屋を薄暗く照らす。
サーラがこの部屋に持ち込んだのは、小さい子の遊戯でおなじみのシーソーだった。
真ん中に支点があり、両端に人が座る。テコの原理で少しの脚力で、
お互いが上下に行ったり来たりを繰り返す。シーソーの端、地面にぶつかるところには
弾力性のあるクッションが設置されている。
これだけ見ると子供の遊び道具に思われるが、一つ違うのは
座るところに、男性器を模したでっぱりが設置されていることだろう。

「ルル、必ず助けてあげるからねっ!」
ミリアは決意をもってシーソーへ近づく。
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