酒場にて。 -前編-
「あたしはドワーフたちの高殿たたらから鋼を買って剣を鍛えてるんだよ。」
ミラーシュが身振り手振りを交えて話す。
ここは宿屋の一階の酒場。ミリアとミラーシュは店の入り口に近い4人がけのテーブル席で向かい合って座っている。
二人は店の名物だというパエリアをほおばりながら刀鍛治の話をしている。
ミリアがミラーシュに質問する。
「ミラーシュさんの剣は自分で鍛えたものなんですか?」
 
「ドワーフたちの鋼は”のろ”がほとんど含まれてない。」
 
「”のろ”ってなんですか?」
ミリアが目を輝かせながら聞く。
 
「”のろ”っていうのはスラグとも言うな。炉の中で砂鉄を加熱してもそれだけじゃ純粋な鉄はとれない。酸化鉄や酸化ケイ素、酸化アルミニウムみたいな不純物が含まれてる。それを”のろ”っていうんだ。」
ミラーシュが大きく手を広げる。テーブルの下ではミラーシュのつま先がミリアの足に触れる。ミリアはひざの向きを少し変えてミラーシュの足がひっかからないようにした。
テーブルはそれほど大きくはなく、ミラーシュとミリアのひざはすぐにくっつきそうなくらい近い。ミラーシュの話は起伏に富んでいて、盛り上がったところでは、ミラーシュのオーバーアクションで先ほどからミリアの足を軽く蹴飛ばしてくる。
「へぇー。簡単には鉄って作れないんですねぇー。」
ミリアが目を丸くして相槌をうつ。
 
「そうさ!鍛治っていうのは難しいし、面白いんだよ。ドワーフの鋼は良質だってことだな。」
ミラーシュの身振り手振りにあわせて、テーブルの下ではミリアの膝頭がミラーシュのつま先でつんつん押される。
(あっ!ミラーシュさん、これってわざと!?)
ミラーシュの素足がミリアの膝頭をこじ開けて入ってくる。
ここまで来ると明らかに作為がある。
(あ、あれ?どうしよう!?ミラーシュさぁん!)
ミリアが顔を真っ赤にしてミラーシュに視線を送る。
「ドワーフの高殿たたらでは、”のろ”は炉の中で池のように上澄みになって炉の外に取り出される。」
ミリアは潤ませた目で必死に訴えかけるのだが、ミラーシュはどこ吹く風といった様子で話を続ける。
そんなことをしている間にもミラーシュの素足はミリアの内腿を進んでくる。
ついにはミリアのショーツの正面にミラーシュの土踏まずが密着してしまった。
「お水はいかがですかー?」
ウェイトレスがポットを片手にお代わりを勧める。
「おう。頼む!」
ミラーシュが勢いよくグラスをウェイトレスに差し出す。同時にミラーシュの足の裏がミリアの大事なところ全体を小刻みに刺激する。
「ミリアも飲むよな?」
ミラーシュがミリアに問いかける。と同時にミラーシュの足がショーツの上からミリアの突起を上へ下へと転がす。
「あっ!いやっ!!」
快感に目を細め思わず声を出すミリア。テーブルの下ではミリアの両腿がミラーシュの足先を挟みこんでいる。
「そうか。」
まだ半分以上の水を残したままのミリアのグラスを見ながらミラーシュが答える。その間挟まれた足がミリアの股をこじるように刺激する。ミリアが顔を真っ赤にしながらこくこくとうなづく。
「またあとで来てくれ。」
ミラーシュの答えに、ウェイトレスはにっこりと微笑んで踵を返した。
(は、恥ずかしいっ、へ、変な風に見られなかったかしらっ)
ミリアは意図せずじゅんっとショーツを濡らしてしまう。ミラーシュがミリアの顔を覗き込んでにやりと笑った。
「さて、どこまで話したっけ。」
言いながらミラーシュはもう片方の足でミリアの足を開かせる。
(ああっ!だめっ、そんなのいやっ!)
震えながら俯いて必死に耐えるミリア。しかし、生来の気弱な性格がミリアの両脚を開かせてしまう。
「そうそう。”のろ”の話だったな。炉の中で”のろ”と鉄を完全に溶けた状態にはせずに”のろ”の池の中でやわらかい鉄同士を互いにくっつけて鋼を作るんだ。」
ミラーシュは両足を使って器用にミリアのショーツをずらして直接デリケートゾーンに踏み込んでくる。
「鋼を作るたたらをケラ押たたらって言うんだ。」
ミリアの粘液がミラーシュの足を濡らす。
ぴちゃぴちゃ。ミリアの耳には自身のデリケートゾーンからの音が聞こえる気がした。ミラーシュが足裏の粘液を確認するとにやっと笑った。
「おっと、製鉄に湿気は厳禁だよっ!鞴(ふいご)で炉内を換気しなきゃね。」
そう言いながらミラーシュはリズミカルにデリケートゾーンを踏みしだく。
「熱いだけじゃいい鋼はとれない。湿気があると鉄が結晶化したときに穴だらけになっちゃうからね。鞴は止めるわけにはいかないよ。」
ミラーシュの足がしつこくミリアの下腹部を揉みこむ。はしたない格好で感じてしまっているミリアはどんどん追い上げられていってしまう。
「や…や…めて…」
ミリアは口に泡をくっつかせたままミラーシュに懇願する。
「これじゃあ出来上がる剣はみんななまくらだねぇ。」
ニヤニヤと笑いながらミリアの表情を覗き込むミラーシュ。ミリアは蜜壷から雫があふれ出すのが止められない。ミラーシュはミリアの蜜壷の様子を笑っているのだ。
ミラーシュはミリアの雫をつま先で掬い上げて突起に塗りこむ。
「…んくっ…くっ…くぅぅ…」
突起に鋭敏な刺激を感じながらミリアがおこりにかかったように震え続ける。
ミリアの両腿の間で蠢く足の指は、めくれあがったクロッチをつかむと引っ張り始めた。しかしミリアの少しばかり大きなお尻が邪魔してショーツを脱がせられない。と、もう一方の足がミリアの内腿をつねり上げて腰を浮かすように導く。ミラーシュは行儀悪くいすにふんぞり返った格好だ。
さして痛いというほどではなかったが、強いられると負けてしまう性格のミリアは腰を浮かせてしまう。すかさずミラーシュの足がショーツをずらしてひざのところまでずり下げてしまう。そのままミラーシュの手がショーツを足首までずり下げて足から抜き取ってしまう。ショーツはミラーシュの手のひらにくるりと丸まる。そして、ミラーシュは手のひらの中のにおいを嗅ぐ。ミラーシュの視線はミリアの紅潮を突き刺す。ミリアには自身のデリケートゾーンの有様を明るみに晒されたようで死ぬほど恥ずかしい。
「もう腹いっぱいかい?」
ミラーシュが問いかける。
「えっ!?」
突然何を言われたか分からなかったミリアが問い返す。
「もう食べられないんじゃない?」
ミリアの前に置かれたパエリアは半分以上を残したままだ。
「は、はい…。」
実際食べるどころでなくなったミリアは肯定した。
 
「ああっ!やめて下さいっ!」
ミラーシュに突き飛ばされたミリアは部屋のベッドに突っ伏す。
「なーにがやめて下さいだ。ぐちょぐちょにおもらししてる癖にっ!このドスケベ娘がっ!!」
部屋に帰ったミラーシュは猛然とミリアに襲い掛かった。
 
 

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