大陸の情勢。
中央王国王宮謁見の間−−−

国王がさまざまな報告を受ける場所。
王様に大臣が継げる。
「いま入りました情報によりますと、大陸東のクルアランソの荒地にて
 先日派遣した我が聖槍騎士団が東の魔女サーラの一軍と遭遇、戦闘に入ったとのこと」
王はぱっと表情を輝かせ
「おお、フィフィの騎士団か!彼の者たちならきっと東の魔女を撃退するであろう」
大臣も賛同をして
「そうですな。魔女の日より三年間、フィフィ団長はわが国の危機を何度も救ってくれている
いくら東の魔女とは言え簡単にはいかんであろう」
紙を一枚めくって
「次はシロナ殿。諜報の結果を持参とのこと」
大臣が紙の文字を読み上げる。
「おお、通せ」
静かに銀髪の女性が静かに現れる。
「陛下、ご機嫌麗しゅうございます。東西南北の魔女の動きの諜報を持ち帰りました」
「ふむ」王に促され報告を始める。
「西方。魔女コルエット。特には目立った動きはありませんが
 内部では着実に戦力を増強、練兵しています。」
「南方、今までどおり魔女の名前すら不明。モンスターの統率も皆無。
 よってモンスターによる被害は微々たる物です。」
「北方、北の魔女クイ。噂をすれば現れると人々を恐怖と混乱をもたらしています。
モンスターもゲリラ的に活動していて
 王国から派遣された兵士が上手く対応できておりません。
 女性の下着を狙った追いはぎ被害が増加の一途をたどっています」
「東方、一番被害の大きい地域です。魔女の名はサーラ、
火の魔法を得意としています。東方の町や村を荒らし被害が増加しています。
民の中でも魔女の一軍に加わるものも出てきています。」
王は、ため息をついた。
「南方以外は油断できぬ状態じゃな。甚大な被害の東方は聖槍騎士団を派遣しておる。
すぐに改善するじゃろう」
続いて、
「勇者待望論が各地で持ち上がっているようじゃが、当のミリアはどうじゃ?」
「はい、王宮占い師ルルのもと着々と力をつけています。
現在の実力は冒険者の中では下の上というところです」
「そうか、あまりゆっくり待ってられん状況になっておるがの」
大臣は、「ミリア以外で勝手に勇者を名乗っているものが各地出てきてると聞く、
他のものを勇者と認めてはどうか」
しかし王様は
「みんな我が強く自分のことしか考えておらん。ワシはミリアがよい。
 実力がなくとも人の希望となれる子じゃ」

「取り急ぎ報告します!」
どたばたと侍女が部屋へ入ってきた。
「聖槍騎士団、東の魔女サーラ軍により壊滅状態。団長フィフィは敵につかまったとのこと!」
「なんと!!!」がたっと椅子から立ち上がる王様。プルプルと振るえつつ
「なんたること…なんとしても救い出せ!フィフィ騎士団は王国の宝じゃ!」
クルアランソの荒地−−−
夜。

「あ。目が覚めたようねー?」耳元から明るい声がフィフィの頭に響く。
「き、きさまっ。サーラ…うぐ?!」
間合いを取ろうとするがロープで縛られているため動けない。
「あなたの騎士団は壊滅しちゃったよー、騎士さん。
 そして敗者のあなたは囚われの身。言わば悲劇のヒロイン!」
話の内容とは間逆に明るい口調で話す。
「く、汚いぞ貴様、騎士道というものを持ち合わせてはおらぬのか!!
「あっは、世の中で一番残酷な職業の魔女に、騎士道を説いちゃうなんて。
 あなたはなかなかのおちゃめさんだぁ。あたしもあなたに魔女道を教えてあげるっ、
 あのね、勝者が敗者を自由にしていいんだよぉー」
ぺろりと頬を舐める。
「さ、触るな、汚らわしい! それに変な服を着せるな。
 ひらひらするドレスなど私に似合うわけがないだろう?!」
「まあ、怖い。ふふふ。あなたにこの服を着せたのにはわけがあるの。
 あたしと一緒に舞台に出てもらうの。
勝者の命令!」目隠しと耳栓をされて移動されるフィフィ。

目隠しをはずされたとき見えたのは、周りに人人人。
立っている場所は円形の舞台の上、中心に立っていた。
直径は10メートル程度。高さは1Mと少し。
夜なのに舞台の上だけ明るいのは松明の光によるもの。
「な…なんだこれは?!」
耳栓をはずすと、ワーワーと歓声が聞こえる。

舞台には5人の男が等間隔に円の淵で長い棒をもっており、棒の先は布を巻いてある。
「ここでこの男たちと戦えというのか?棒を持った男が5人。武器にしては不自然に長い棒だが」
ここで魔女サーラが舞台に上る。彼女も舞台用の衣装のようで、露出度の高い水着のような服を着ている。
「はい、みなさん。お待ちかね! 今夜も舞台のためにたくさんの人が集まってくれてありがとー。
一緒に楽しみましょう!」
「サーラ…!」フィフィの呼びかけに振り向いたサーラ。まるで邪気の無い笑顔で。
「今夜最初のプログラムは、今日の勝利品、騎士団長フイフイによるたこの踊りでーす」
ドッとうける観衆。
飲み込めてないのが一人、当のフィフィ。
「ええい!私の名前はフイフイなどと言う間抜けな名前ではない!」
サーラの手が赤く光る。
「炎の精霊よ!内にまといしものを燃やさん!」
ぱっと、一瞬だけ、フィフィのスカートの中が光り輝く。
外から見える変化はなし。いや、フィフィの表情だけ赤く染まる。
「お楽しみ、すたあっとー!」言って
舞台の下に飛び降りるサーラ。
ようやく事態が飲み込めたフィフィ。
にやにや棒をスカートに伸ばす男供。
「ま、まて!」慌てて後ずさるも。
後ろの棒を持つ男がすっと棒をスカートの下からスカートの裾に引っ掛ける。
「こ、このっ」慌てて後ろの棒をつかむフィフィ。しかし、後ろに気を取られると前が空く。
ふさぁっ、前にいる男が棒でめくりにかかる。反射神経のよいフィフィはすぐさまそれに気づき
その棒を押さえる。ステージに段差があるので、それだけでも奥まで見られてしまう。
松明が下から照らしているのがにくい演出だ。
今度は先ほどの後ろが。ひらり。お尻を覆うものがすべて無くなる。
「わ、わああ!」
ひとつを押さえると他の4つがめくりにかかる。
がんばって2つ押さえても、3箇所がめくられる。
フィフィは落ち着きを取り戻そうとするが。
どうしても見られてしまうことに代わりが無く、見られてしまうと非情に恥ずかしく感じる。
「やめろぉぉっ」
虚勢を張り上げるが、
見られたことのない秘密の場所を大勢の人に、このような形でさらされることに
恥ずかしさで足が震えている。
「このぉ!」「きさまあっ!」
この怒りをどこにぶつけていいかわからず、スカートを押さえることだけで手がいっぱいであった。

不意に、足を絡められどしんと尻餅をつくフィフィ。運の悪いことに大股開きの状態になった。
すぐさま手足を棒で押さえられ身動きを取れなくされてしまう。「み、見るなぁ!」喚けども。
ゆらゆら松明の秘に照らされたフィフィの大切な箇所に大勢の視線が集まる。
「くうう」羞恥にもだえるフィフィに。しかし更なる辱めが訪れる。
フィフィの大切な箇所に、新たな棒が突き出される。
先が男性器の張り方の形である。青ざめるフィフィ。
「どんな声で鳴くのかな。みんな興味あるよね!」
明るく大きな声で観客を盛り上げるのはやはりサーラ。
手に持った棒を、フィフィの秘書にあてがおうとする。
「サーラああ!」真っ赤にした顔でほえるフィフィ。
彼女にできることはほとんど動かせない腰を動かしてその棒から少しでも逃れることのみ。
サーラはそれを知りつつ「入っちゃうよ、逃げてフィフィ、逃げてー」楽しそうに声を上げる。
ちゅるる!「はあ!」「あくぅー!」悩ましいフィフィの声が口から漏れる。
フィフィは一生懸命逃れようとしているが、なんどか先っぽは入ってしまっている。
「えいっ」くちゅくく。。散々じらして何度目かの棒の動きが、
ついにフィフィの秘所を奥まで貫く。
「あっはぁーんっ!!」自分が出したとは信じられない色っぽい声に驚くフィフィ。
「あははは。はしたない声」サーラは棒をねじるように奥へと動かす。
「ひゃああっ、あふぅーんっ」
なんて声を上げているんだろう、戸惑いを隠せないフィフィだが、身体が火照り感じている。
「もっとみんなを楽しませてあげてー」サーラが声を張り上げる。サーラの棒術は縦横無尽でいて
的確にフィフィの弱いところにあたる。
「やめて!サーラ、おかしくなるっ!」絶叫に近い声を上げるフィフィ。
自らの意思とは関係なく腰がなまめかしく動く。
「いいわ。フィフィ。そんな声をあげられたら、もう、やめられない。とまれない。
 あたしのペットにしちゃう」
サーラはぶるると身体を震わせる。
「あああーーん!いっちゃう、いっちゃういっちゃうーーー!もーだめーーー!」
フィフィは大きく腰を震わせる。

この夜の宴は終わる。だがこの日でフィフィの運命は大きく変わり、
昼も夜もサーラに忠誠を尽くすこととなる。
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