茶色のセイラー、マロロン戦闘編。
ミリアとルルは西方諸島の一つ、ルールン島に滞在していた。
ここには有名な温泉があり、日々の闘いで疲れた身体を癒しに来たのであった。
白濁色の温泉は、美容、健康に聞くとされ人気の場所である。
 
ちゃぽん…と水音を立てて露天風呂楽しんでいる。
 
「ふふ、いい湯ですねミリア…」
「うんー」
ルルが言うとおり体の隅々まで疲れが取れていく感じを受ける。
気持よさそうに伸びをしながら、素直に返事をするミリア。
そんなにミリアに……
 
にゅるん
「ひゃぁ…っ」
何かが背中にふれる。
(ルルぅ…?)訝しげに思います。
 
ふゆ…
今度は胸に何かが触れた。
「ふぁっ?!」
 
(る…)ミリアが声をだそうとしたら
 
「ミリアっ、悪ふざけが過ぎます…っ」真っ赤な顔をして怒られた。
 
「えっ、わたし何もしてないよぉ。ルルが…ぁあっ」
しゅるん
内ももの際どい所をなぞられ、背筋がひくんと伸びる。
 
「え…じゃあこれは……」
胸の間から細長い魚の顔がによっこり現れた。
(ぞぞぞ…)体中に鳥肌が立つ。きゃぁ…っ!。
 
『きゃあああ』とあちこちで騒ぎが起きている。
 
「ふふふふふふふ、あなた達はみんなマロロンの罠に引っかっかりました!」
温泉なのに一人服を着た少女がひょっこり浴場の縁に立っている。
茶色の水兵(セイラー)服のマロロン。言うまでもなく水魔女の部下だ。
 
「先程100匹の鰻さんをこの温泉に放流しました。
 鰻さんは暗いところが好きなので穴とかに潜り込む性質があるのでした」
 
「んぁっ…この、えいっ」胸の先をはむはむされて追い払ったミリア、
隣を見ると、「ゃ…そこはだめです…っ」ルルが手で足の付根の前を抑えている。
「ルルっ」人の心配ができる状況ではないが(なんとか抑えている)、
ルルの方がミリアよりピンチになっているようだ。
 
見渡すと
『きゃああ、はいってくるぅぅ…!』
『いやっ。もぞもぞしないでぇぇ…』
など、浴槽の各地で大変な状態になっているもよう。
 
「はぅんっ、ミリア、後ろの穴も気をつけるんです……っぁあ」(ぴくんっ)とルル。
ルルはすぐに立ち上がり、逃げようとするが、
にゅるりと底を泳ぐ鰻を踏んでしまい、滑って(ドボン)と浴槽で転んでしまう。
「いやっ、っ。」体制を立て直すが、元気な鰻が口に飛び込んできた。
「んぅぅ〜…」声も出せず鰻にすき放題されるルル。
 
「ルルっ!」どうにか助けようと思案するが
クリトリスをつつかれるミリア。「はひぃ…っ」思わぬ刺激に体がしびれ考えられなくなる。
「とりあえず…剣くん!」いつもの剣を呼び出す。剣は助平な性格なので一番使いたくない状況(露天風呂・お色気被ダメージ)だが
背に腹は変えられない。早くルルを助ける必要がある。
 
魔法の剣が何か言う前に浴槽に突き刺し、それを踏み台として飛び上がり、(ざばあ…)と風呂からあがるミリア。
「ルルっ、捕まって!」
「んぅ…」鰻のいたずらにすっかり、真っ赤な顔をさせられているルルは片手を穴から離したくはないが
思い切って手を伸ばす。
ガシッ、浴槽から引っ張り上げることに成功。
「けほけほ…っ」口に入った鰻を吐き出す。
「ぁ…ルル…」思わず顔を背けるミリア。ルルの股間から鰻のしっぽが伸びているのだ。
元気よく全身ををふるふると左右へ降っている。「はぅうっ!いやぁぁーーっ」恥ずかしさのあまり気を失いそうになる。
どうにかこうにかミリアが剣で鰻をひっペがした。
 
対岸(浴槽の向こう側)では、
「わわわわ、わわわ怒らないでわけを聞いて欲しかったです…っ」マロロンの慌てた声…
「このうなぎって、貴方の仕業なんですね!」浴槽にいた他の客が、
マロロンの足をつかんで怒りに任せておもいっきり引き入れていた。
「策士策に溺れてしまいました…ぶくぶくぶく…」(ほんとに溺れそうになってる)
 
 
ミリアと魔剣の活躍により温泉の客はどうにか引き上げられた。
穴を失った鰻たちは、一人浴槽に残っているマロロンに寄ってたかるようになり
服を着たままのマロロンではあったが服の中に鰻が入るのも時間の問題であって
穴という穴を鰻に好き放題されてしまう。
「あふうっ、どなたか助けて欲しかったです〜…っ、あぁぁあ…もう、中で暴れられたら…こんなになってしまったのです…あひぃ!」
びくんっ、とまたいってしまう。だが、それで許されるわけもなく、この後鰻が飽きるまでいたぶられ続けることとなる。
 
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