茶色のセイラー、マロロンのお仕置編。
ぎぃぃ…
重苦しく扉が開く。
 
ここは水の塔。
 
「ただいま、戻ったのでした…」
 
水魔女の部下である茶色のセイラー、マロロンは
中央方のミリア、ルルが温泉に使ってる無防備な状態で奇襲を仕掛け、
辛くも敗北を喫してしまったのである。
 
「よく、戻ってきてくれましたね」
彼女の帰りを待ちわびていた水の塔の魔女コルエットは正面に座っている。
既に彼女の敗北は伝え知っていたが、ボロボロな姿ながらも
生きて帰ってきた彼女に優しい声をかける。
彼女の他に十数名の幹部たちがこの部屋に集っている。
 
「お姉様、反逆者討伐の件、失敗してしまいました。もう、あと、ほんの
 少しのところで、…だめだったんです」
 
しょんぼりした口調で報告をするマロロン。
 
「コルエット様、よろしいでしょうか」
幹部たちの中、きりりとした表情で、発言を求める者がいる。
部長のレモーヌだ。
ビクッと身を硬くするマロロン。
 
「マロロンさんの採点です。計画失敗-5、鰻モンスター多数逃走-10、自身も敗北-5
 更に、相手が入浴中という卑怯な手をとったにもかかわらず負けてしまう、-10点
 計、30ポイントです」
発言を許可され、メモを見ながら採点を告げる。
 
ざわざわ、辺りが騒がしくなる。
「30を超えてしまいましたか…」
コルエットは少し哀れむような表情を見せる。
「レモーヌさん、どのお仕置きに相当しますか」
 
「はっ…」言われてペラペラと手に持った本をめくる。
「これは…、と、透明浴槽入浴に相当します」
少し躊躇したが、はっきりと述べた。
 
すぐに部屋の真中に無色透明のバスタブが用意される。
そのバスタブに脚があり、底が少し高くなっているため、
視点を変えると下から覗くことも可能である。
 
「レモーヌさんたち、マロロンさんを脱がしてあげなさい。
 私はバスタブにお湯を入れていますから」
「お姉様、わかりました」
コルエットの指示に従い、レモーヌと2人のセイラーさんが
マロロンに近づき、服を脱がしにかかる。
「じ、自分で脱げましたからぁ…」
スカーフ、スカートの留め具、そしてブラウスのボタンを外されていく。
「わ、わ、わ…っ」
スカーフを外され、スカートを下ろされ、ブラウスをはだけさせられる。
薄い茶色の下着がだんだんと露出しだす。
「わぁぁっ…」
肌を手で隠すが、多勢に無勢いろいろな箇所が間に合わない。
ブラウスを脱がされ、ブラのフォックを外され、パンツをずり下ろされる。
「あ、あ…」
ぷりりんと胸が飛び出し、しりりんとお尻が現れる。
「はう…」大切なところは手で隠す。
 
「準備整いました」レモーヌがコルエットに伝える。
「マロロンさん、浴槽に浸かる前には、普段と同じように身体を洗いなさい」
 
バスタブをまたごうとし、脚を高く上げなければいけないことに
気がついた。たらりと頬に汗が流れる。
何度かまたごうと試みるが、なかなか上手くいかず。
5度目の挑戦で、思い切って脚を上げ、バスタブの中に入れた。
 
シャワワーとシャワーを浴びる。
石鹸はないが、言われたとおり、手で身体をこすり汗を流す。
脇や胸、お尻、股間など、際どいところも。一通り洗い終え、
ようやくバスタブに浸かることができる。
透明な浴槽越でハダカをみんなに見られ、
恥ずかしいながらも一息ついていると、
コルエットが近づき、自分のシャワー杖をバスタブに近づけている。
「お姉さま…何をしていらしたのですか…ァ?」
 
「マロロンさん、このお風呂には、ジェットバスが付いているんですよ」カチリとノズル杖がバスタブにくっつく。
「…あ?!!ひああーっ!」
足側、杖からの水流に、気泡が乗り
一番敏感なところにあたってくる。
逃げるためと立ち上がろうとしたが、つるりと床がすべり
余計に脚が開いてしまう形になる。
容赦なく自動追尾する杖からの水流と気泡。
「あぁふっ。あふあふあふっ!」
突然の刺激にすっかり翻弄されているマロロン。
 
そして、ついには、果ててしまう。
「ふぁあああああああんっ!!」
 
またしてもお仕置きを受けてしまった水魔女のセイラー。
激しい戦いはさらに続く。
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