黄色のセイラー、レモーヌのお銭湯編。
雨の日。
ミリアが雨具を着てお買い物への道中。
大きなイカが上から落ちてきた。
((ぱしゃん))
そのイカの上に人間が乗っている。黄色い水兵(セイラー)服の女の子。
夏服仕様の衣は、雨水でブラウスがびしょびしょで薄黄色のブラが透けていた。
更に短いスカートでイカに跨っているため、薄黄色のパンツが見えてたりと目のやりどころに困りそうな姿。
「ミリアさんっ、あなたを捕らえに来ました。おとなしく観念してくださいますね?」
「え、えー……と?」あまりのことに驚くことも出来ず口をパクパクしてるミリア。
レモーヌは水に濡れた長い髪の毛をかき上げ、
「申し遅れました。レモーヌと申します。 水魔女コルエット様の部下で御座います」
丁寧ながらも、何か興奮して早口にしゃべるレモーヌ。
「あの……イカさん、重たそう」
ミリアが申し訳なさそうに口を開きます。
「へ……?」レモーヌが下を見ると高いところから落ちて彼女の下敷きになっているイカが
ピクリとしか動かない。
「いか様、大丈夫ですか?……」
あまり大丈夫ではなさそうに見受けられる。
「あああああっ、コルエット様が大切に可愛がっていらっしゃるイカモンスターですのに」
頭をかかえ、しゃがみ込むレモーヌ。
「あのっ、早く病院に連れていってあげたほうがいいと思いますよ……それではわたしはこれで」
これ以上関わり合いに会いたくないのでそそくさとその場を去るミリア。