ハプニングリング。
「ほーほほほ、引っかかったわねミリア!」
「……ええっと?」
 
ある街の飲食店。
セリナと出会い相席していたミリア。
セリナは手相占いをするとミリアに手を出させ
呪いの指輪をはめてしまう。
「さてと……」当惑するミリアに背を向け
「巻き込まれないうちに帰る、じゃあ」
 
(ガシャンっ)「きゃあ!」と騒動の開始を後ろ耳で聞いて
セリナは店を出た。
 
悲鳴をあげたのはミリア。
飲食店のウェイトレスが粗相をしミリアに水をぶっ掛けてしまったのだ。
「ご、ごめんなさいっ!」あたふたと何度も頭を下げる。
「ひぃ……つめた……い」
「お客様、大丈夫ですかっ!?」
お店の店長も慌ててやってきて平謝りする。
「は、はぃ…」
水に濡れた服が肌に張り付いている。シャツが透けて下着がうっすらと透けて。
ミリアは店長の視線を手で遮る。
「代わりの服をさし上げて。着替えてもらいなさい」
店長はウェイトレスに怒鳴りつける。
「は、はいっ。お客様、こちらに」
恐縮したウェイトレスがミリアを店の着替え室に案内する。
 
「私の服なのですが……やはり少し小さいでしょうか」
申し訳なさそうな声。小柄なのウェイトレスさんの替えの服。
ミリアには少しきつい。
「お客様の服は洗濯させて頂きますので、その間、銭湯に入ってきてください。店の向かえです」
そして、銭湯の無料券を手渡されたミリア。
 
銭湯宿へ−−。
 
大通りを向こうまで渡る。
距離にして十数メートルであるが、その道程は決して楽ではない。
服がきつい。ボタンを締めたブラウスが「ぎちぎち」と
まるで音を立てているように見える。
慎重に足を運ぶ。
 
ぽんっ。
「はうっ」
一番上のボタンが飛ぶ。
 
慌ててボタンを拾おうとかがむと、
 
ぽぽぽんっ。
「はわわわわっ」
ボタンが乱れ飛ぶ。
 
周りの人が何事かとミリアに注目する。
胸元が完全に開いたままボタンを拾い集める。
上から胸を覗き込まれていることに気がついて。
顔を真赤にする。
下着も洗濯中のため中には何も身につけていないのだ。
胸元が大きく空いたので隠しながら
小走りで銭湯に駆け入る。
 
銭湯で−−
 
「すすすみません。…お風呂入りたいのですが」チケットを手渡しする。
受け取った銭湯宿の主人は「あーはいはい」鼻の下を伸ばしてミリアの胸元を覗き込む。
「やっ…」真っ赤になって俯いたままロッカーの鍵を受け取る。
 
ミリアは『女』と書かれたのれんをくぐる。
服を脱ぎロッカーへ入れて鍵を掛ける。
脱衣所から浴槽に入る。誰もいない様だ。
 
のれんの外では……
「あ…いけね。女の札出しっぱなしだ。
 さっきひと居なかっし、確認大丈夫だろう。もう男の時間ですよ…と。」
従業員の男が札を女から男に変更していた。
 
そんなことも知らないミリアが身体を洗っていると
ざわざわと団体さんが入ってきた。
ミリアは髪の毛を洗っていたのでよくわからなかったのだが
洗い流したとき、後ろからの視線を感じた。
振り返ると、男が数人ミリアの方を見ている。
「っ……?!!!」驚きのあまり声も出せず身体を丸くして肌を隠す。
「お嬢さん?、もう女の時間終わってますぜ」
(かぁぁ…)茹でダコのように顔を赤くするミリア。
「ご、ごごごめんなさいっ」ろれつが上手く回らない。
慌てて立ち上がり脱衣所へ戻ろうとする。
悪いことに(リングの力だが)足元の石鹸を踏む。
つるり
滑ってドシンと転んだ。
「いたたたぁ……」
男共の視線が大開脚となったミリアの股間に集中する。
 
「!……きゃっ!!……やああっ!」
すぐさま立ち上がり逃げるように、たたたっと、脱衣所へ駆け込む。
(すぐに着替えてここから出なくちゃ)ミリアは考えた。
だが、ロッカーの鍵がない。どうやら中に忘れてきたようだ。
(うぅ、男性が沢山いるし、浴場には戻れないよ……)
しかたなくバスタオルを巻きつけて出てきた。
誰かに見つからないように緊張しながら通路の端っこ歩く。
 
厨房へ−−
 
「ちょっと…」廊下を歩いてると、女性のコックさんに呼び止められる。
「お風呂終わったようね、いい湯だった?」
「え、う、うん。(誰かと間違えられてるのかな?) あの…」最後まで言い終わる前に
「こっちよ」と連れられてきた場所が
なぜか厨房。
コックさんに台の上に寝そべるように促され、
おもむろにタオルを奪われた。
「きゃあ!」身体を隠すも。動きを制される。
「時間がないから動かないで、これで隠れるでしょ」と。
胸や股間に生クリームを塗りたくられる。
「な、何をするんですか…っ」ミリアが起き上がろうとすると
「時間ないんだってば。動いたらバナナ刺すよ」「ふえっ?!」
お構いなしに、苺やバナナを配置身体の上に配置される。
「やっ……つめた……んんっ……」身を捩るミリア。
「よし、できた。われながら上出来!お客さんとこへ運ぶわ」
ミリアの寝かされた台にはローラーが付いていたらしく
ごろごろと廊下を移動する。
「ちょ……わっ……はうう」廊下をすれ違う人びとが
生クリームと果物に飾り付けられたミリアを見ていく。
ミリアの頬が朱色に染まる。
 
部屋へ−−
 
付いた部屋に男共数人が部屋で待ち侘びていた。
「おおお、待ってました!」
「俺たちみんなで輪投げしてたけど、もう飽きたところだったんだ」
先程ミリアと浴室で出くわした者たちであった。
「そーれ、召し上がれ」コックのお姉さんがミリアを中央に運ぶ。
「おお、先程のお風呂の娘じゃないか」
男共は生クリームと果物で飾り付けられたミリアを至近距離で舐め回すように眺める。
それから「いただきます」……と、実際に舐めまわし始めた。
『ぺろぺろぺろぺろぺろぺろぺろ』
むしゃべりつく男共。果物屋クリームがドンドン舐め取られていく。
「や、やめてくださ…っ……!いやっ、そんなとこ……っ!」
男共に押さえつけられて逃げられないミリア。
クリームを舐めとられた場所にも、
太ももや脇腹やお腹など、ミリアの身体に遠慮なく舌が這う。
「きゃああーっ……だ、だめえええ……っ」
首筋や胸の先や内ももなど際どいところも。
「そ、そこ、や、やぁあ‥…っ、もぉぉっっ、くぁあ……っ」
羞恥に悶えるミリア。
「じゃあ俺ここいただくわ」
男のひとりの舌が股間に伸ばされたとき、
ミリアの羞恥が限界に達した。
「いやああっ!」すごい力で起き上がると台から飛び降りる。
「ちょ、まてよ」少し身体を引っ張られて体制を崩してしまう。
 
ミリアの飛び降りたところに、
先程まで遊ばれていた輪投げの本体(輪っかでない方)が。
天狗モンスターの形をしたその輪投げの本体。
高い鼻に輪っかを投げ入れたら成功なのだ。
そこに、ミリアがちょうど落ちてきた。
ずゅっぶぶっ……!!
「んっはあああああんっ!!!」一瞬にして秘所の奥まで貫かれ
目を白黒させるミリア。
飛び降りた時の勢いが付いていたため、輪投げの本体に乗ったまま地面を滑る。
部屋から廊下まで滑り出て……
 
そして階段へ−−
 
階段にまで滑り出てしまう。
なお悪いことに一段一段尻餅を突きながら下っていく。
秘所に天狗モンスターの鼻を差し込まれたまま。
「な、なにこれ。やあんっ。んっ!あっあん!」
階段の段差で抜け落ちそうになる芯の上に何度も
落ちて奥まで突かれる。
「あっ!ふぁ!くふ!んあ!ひ!ん!ふぅう!んあ!あ!っ」
階段を一つ落ちるたびに体中を快感が駆け巡る。
恥ずかしながらも不可抗力に感じてしまう。
「……やああ!、こんなところで……んはああっ!、はあぁああっっ!!」
くちゅくちゅといやらしい音を立てて階段を下る。
「あ、あっ、あっ!!っ!!!」頭の中が白い色に侵される。
 
 
 
焦点も合わず意識が朧気な中、目の前にルルがいた気がした。
「……まったくすごい呪いをかけられてしまったものですね……」

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