ハプニングリング。
ルルは呪いを解くためミリアを街の神殿へ連れてきた。
「あー、だめですね。やっぱり」
ミリアを羞恥の渦に陥れたリングは温めた石鹸水に付けても取れない。
「ど、どうしようルルぅ。」
ルルは不安な顔をするミリアのおでこを指でつついてやる。
「安心してください。こんな時のために私が側にいるんですよ。
さてと……準備しますのでここで待っていてください。」
と、優しく微笑む。
ルルは意を決し奥の部屋の扉を開く。プレートには「解呪の間」と書かれている。
ミリアが待つこと、しばし。
「ミリア、入っていいですよ」
心なしか少し声が震えて聞こえる。
ミリアは訝しく思いながらもノックをしてから部屋に入る。
その部屋は薄暗く、小さな正方形の部屋で、床には魔法陣が書かれていた。
その魔法陣の真ん中にルルが透明な布(羽衣)を羽織り、立っている。
魔法陣の青白い光で布越しにルルの裸が透けて見える。
「ルル…?」
ミリアが声をかけようとすると
「ミリア、こちらへ来て下さい」と問答無用。
やはり少し声が震えているようだ。
近づくとそれどころか、顔は赤く上気していることがわかる。
「ミリア、これは解呪の儀式です。わたしの言葉に従ってください」
ルルの目は少し潤んでいる。
その艶やかな表情にミリアはドキドキと鼓動が高鳴る。
「……女神イミルナの名のもとにこの者に纏わりし呪いを解きます」
魔法陣のひかりが強くなる。
「ミリア、膝立ちになってください。そして指を……」
指輪のはめられている指は右手の中指。
「指を……」
流石に恥ずかしく言葉が詰まる。
「わ、私の秘め所に入れてください」
「ええ……っ」
ミリアも顔まで、いや耳まで真っ赤になる。
「ほら……」促され恐る恐るルルの底に触れる。
くちゅ……と水音がし、ルルの身体が震える。
ルルの言った準備で濡れて入れやすくなっていた。
「……奥まで入れてください、ゆっくり……」か細い声でお願いするルル。
ミリアの震える指をゆっくりと侵入させる。
くちゅぅううぅぅう……
「はっっ、はふ……」
「大丈夫……?」心配そうに見上げるミリア。
「え、ええ……」はあはあと口で息をするルル。
「女神イルミナ……よ、私の身体を媒体とし……て……は、くぅぅう、動かさないで……」
「ご、ごめんねっ」
ミリアが緊張して指を震わせてしまったのだ。
ルルははあはあと息を荒らげつつ、ミリアの肩を掴み身体を支えている。
「女神イルミナ……よ、私の…………」詠唱が続く。
魔法陣の輝きが増す……。が、しかし。
「だめ……です、相当上級の、呪具のよう、です……」
「そんなぁ……」ミリアは落胆する。
「はふ……。指を動かして、ください。いまの、わたしに、
出来るか、わかりません、が大魔法、を使います……」
息が耐え耐えで言葉が途切れ途切れになっている。
「う、うん……やってみる……っ」
ルルの指示を受け、ミリアはルルの中で指を動かす。
くちゅ……、くちゅ……。
「はふ……、女神イルミナ……よ、私に……力を授けて……」新たな詠唱が始まる。
次から次からルルの秘所から液が流れ出る。溢れ出た液体は魔法陣に照らされキラキラと輝き。
ミリアの指が中をかき混ぜるので水音が部屋に響き渡る。
「はああっ、はあはあ、あふうっ」
力が入らずミリアにしがみつくルル。
「もっと……、奥まで、突いて…くださいっ」
きゅうきゅうとミリアの指を締め付ける。
「はわあ……。う、うん。ルル……」
言われた通り、じゅぶりと指を奥へ突き入れるミリア。
「ふあああっ?、ふあ、ふーあっ」
慣れない刺激に戸惑いながらも解呪のため必死に受け入れるルル。
ルルが自分の為に頑張ってくれているのでそれに答えようとするミリア。
どんどん指を早く強く動かしていく。
「はふ!んんんっ、ふふうーっ」
足に力が入らず、ミリアを力強く抱きしめる。
耳元でルルの甘い吐息を聞く。しかも吐息が耳に当たっている。
永遠につづくかと思われたこの儀式も、
ルルの腰がビクビクと小刻みに震えだして。
「んんんんんう!ふうううう!っ!」
びくんっと、大きな波が来る。
その瞬間魔法陣から光があふれる。
「ふあ、ふあぁ……」
そしてミリアがゆっくりと指を引き抜くと。
指から指輪がなくなっていて。
直後、ルルの秘所から指輪だけが落ち、床に跳ねて転がる。
コツン……
コロコロコロ……