ドキ★ポロリ大会。

「今年もこのイベントの季節がやって来ましたね」
「前回はレモーヌさんが優勝しセイラー部長の座を射止めたのですね
 今回も皆さん日頃の成果を存分に出してください」
と。まずは水魔女、コルエットの言葉。
 
ここは水の塔。
セイラー部隊の恒例イベントが始まろうとしている。
 
「では、セイラー部長のこのレモーヌよりルールのおさらいを伝えます。
 セイラー部隊を代表する6名で争います。溶ける魔法水(服だけ溶ける)を用い、ビキニの水着を溶かされたら失格です。
 さて、次にご褒美と罰を説明します。」
ぺらぺらと資料をめくるレモーヌ。
「こ、これは。確かですか」
コルエットに振り向き、書いてある内容について問い詰める。
「……ええ」
頬を赤らめ少し恥ずかしそうに、しかし満足気なコルエット。
「え、えーこほん。
 一番水着を溶かしたものにはご褒美はコルエットお姉様にB(ビー)」
ざわざわ……
『B?』『びーですって』
ざわめくセイラー達。
「そして一番成績の低かった者にはお仕置き。……これも確かですか?」
今度は少しテンションを下げての確認。
「もちろん」またしても嬉し恥ずかしい表情のコルエ。
「え、えー、お仕置きの内容は、といますと。
 その、だ、大事なところに水鉄砲集中攻撃の刑……です」
ざわざわ……
『恥ずかしそう……』『にっくきあの娘がされればいいのよ……!』
 
セイラー部隊は6のクラスに分かれている。
紅、茶、黄、緑、白、橙それぞれのクラス長がこの舞台に立って闘う。
6人はそれぞれの色をしたビキニの水着を身につけている。
 
紅組代表:ストロベル  「お姉様(水魔女)にBしてもらうのは、このストロベルよ」
茶組代表:マロロン   「マロロンも他のセイラー達なんかには負けないのでしたッ。」
黄組代表:レモーヌ   「お姉様見ていてください。今年もまたこのレモーヌがセイラーのトップに立ってみます!」
緑組代表:マスカ    「恥ずかしい目に会うのはだれだろう。自信がない人は降参したらいいのにねえ」
白色代表:ピーチン   「お姉様、お姉様お姉様お姉様……はぁぁ。お慕い申しておりますわ」
橙色代表:オレンジュ  「橙組は新設クラスなので初参加ですっ。胸を借り……ちゃいますっ」
 
そして
「初めてください!」
それらを束ねる水魔女コルエットが開始を告げた。
 
勝利条件が最後まで残った物ではないため
6人とも様子見なんてしない。一同一気に攻撃に移った。
 
まず狙われたのは緑セイラーマスカである。
彼女は中央王国の勇者が攻めてきたとき、水魔女様にA(キス)をしてもらっている。
ジェラシーと共に、実力者を排除するとの利害が他の5人の中で一致していたのだ。
「弱いものが、束になって掛かってきた。まとめてゆがいて一丁上がりってね!」
マスカは、バスケットから水風船を取り出して周りにばら撒く。
『キャッ……!』
まともに食らったのはマロロン。風船が割れて溶ける水がトップスを文字通り溶かす。
「やーんでしたッ。い、いきなりおっぱいがこぼれてしまいましたぁぁ……」
わたわたとその大きな胸を手で隠す。
ストロベルは装備の水鉄砲で迎撃、レモーヌは手に持ったデッキブラシで払い落とす。
オレンジュは距離をとってやり過ごす。
ピーチンも避け損ない、片方の胸がぽろりとこぼれ落ちる。
しかしそれに臆することなく、口に含んでいた水を吹き出しマスカのトップスを狙う。
「なッ、くっ、汚いっ」
辛うじてそれを避けるマスカ。。
続いてまた攻撃をしようとするピーチンであったが、足元の地面が割れ温水が彼女の股間を襲った。
「きゃ!!」
「温泉湧いた魔法でした〜ッ」
魔法を使ったのはマロロン。ピーチンの隙を逃さなかった。
「あ、あうう」
溶けていくボトムスを前に恥ずかしそうに股間を手で覆い隠す。
「とどめですっ!」
そんな満身創痍なピーチンに襲いかかったのはレモーヌ、
水を含ませたデッキブラシを振り上げ水を飛ばそうとする攻撃だ。
だが、ピーチンも白セイラーの代表、ただではやられない。
「ぷううっ」
少しだけ残してあった水を口から霧状にして吹き出す。
接近していれば避け様がない攻撃である。
レモーヌの肌と水着にその水が付着する。
「ひゃあ?!」
虫が食ったように水着の所々が溶けて、そこから肌が露出する。
ひるんだレモーヌに今まで様子を伺っていたオレンジュが攻撃を始める。
彼女の魔法道具は消火器だ。
安全ピンを上に抜き、ホースをレモーヌに向け、レバーをぎゅっと強く握る。
圧縮された水が勢い良くレモーヌの肌に向かって飛んでいく。
オレンジュの狙い通り胸に当たる。しかも胸の先に。
思いもよらぬ刺激に声を上げ顔を赤くするレモーヌ。
手で抑えて防ごうとするがオレンジュは反対側の胸を攻めていた。
「あっ、あっん」
堪らず後ろを振り向くレモーヌだが、お尻ががら空きとなり
そこを狙われる。
「も、もう、いやーんですっ」
水圧に辱められるレモーヌ。結局水着を全て溶かされてしまう。
 
レモーヌ 失格
 
 
オレンジュの恐ろしい威力を見たセイラー達はオレンジュを敵に回さないように
じっくりと彼女の動きに目を配る。
しかしオレンジュは次の攻撃に移る素振りもなくゆっくりと辺りを伺っている。
小回りのきく武器ではないため隙を伺っているのであろう。
逆に小回りの効く武器を持つストロベルは愛用の水鉄砲を手にダメージの大きいピーチンに向き直った。
彼女は既に片方の胸を出してボトムスもない状態である。
水鉄砲を構え狙いを定めると、ピーチンもその動きに気が付きストロベルの方へ走り出した。
「間に合うもんか!」
ぴゅーーと水鉄砲を発射するストロベル。
完璧にピーチンの胸を捕らえた。
そう確信し頬がゆるむストロベル。
しかし、ピーチンは紙一重で身体を反らしその水を避けることができた。
その動きはまるで水中を泳ぐ魚のように見えた。
「(やばっ)」すっかり勝ち誇っていたストロベル。
目前にピーチンが迫り、その口から水が出ようとしている。
ストロベルの両手は水鉄砲でふさがっている。まさに絶体絶命。
ちゅう……
ストロベルはピーチンの攻撃を口で受け止めることにした。というより気がつけば身体がそのように動いていた。
唇と唇が合わさり、ピーチンの吐き出した水がごくごくとストロベルの喉を通っていく。
「ふはっ……あでゅー……」
ストロベルの水鉄砲が0距離で炸裂し、ピーチンの最後の砦を溶かす。
 
ピーチン 失格
 
 
残りの三人の方にも動きがあった。
膠着状態に陥りつつあったがマロロンがゆったりと魔法の呪文を唱え出したのだ。
身構えるマスカ、消火器で迎え撃とうとするオレンジュ。
先にマロロンの魔法が発動した。
マスカとオレンジュ足元の地面にヒビが入る。
「温泉湧いた魔法ッ」
勢い良く温泉が湧き出し、マスカに襲いかかる。
簡単に避けるマスカ。
オレンジュの消火栓も水を吐くが、先にオレンジュの股間に温水があたる。
「あ、あんっ」
よろけて前のめりになったところに、更に新たな源泉が2つ発生する。
湧き出した温水がそれぞれ双胸にぶつかり簡単に水着を溶かす。
「あぁあぁん……こんなのって、駄目です……」
3点を同時に責められ四つん這いという恥ずかしい格好で喘いでしまう期待の新人であった。
 
オレンジュ 失格
 
 
ぴゅー ぴちゃ
不意に、マロロンのボトムスに水鉄砲の水が飛ぶ。
「せっかくいいとこ悪いね」
一足早く勝負が付いていたストロベルの攻撃である。
「ひゃん。ずっこかったですぅ……あーん、溶けちゃいましたぁ」
じわじわと、見えてはいけないところが見えてくる。
 
マロロン 失格
 
1対1。
水鉄砲のストロベルと水風船のマスカ。
二人が勝ち残った。
 
「あとはあんただけ?やっぱちょろいかも」
マスカが毒つくと、
「言ってなさい、今日のあたしはひと味違うもん」
ストロベルが自信を持って応える。
「いつものお間抜け顔でかわってないよ?」
大量の水風船をストロベルに投げつける。
ストロベルは水鉄砲で片っ端から撃ち落としていく。
「ほらほらほら、コルエットお姉様に恥ずかしい姿を見てもらえば?」
「くっ……」
押されているストロベル。
何発か撃ち落せなくなる。
「きゃはは、時間の問題ね」
ぴゅー
水鉄砲がマスカの身体に当たる。
「なっなんで?!」
ぴゅー ぴゅー…
そのうちひとつがマスカのボトムスの端にかかる。
溶けた部分がはらりとめくれる。
「よく考えたら、全部は撃ち落とす必要なかったのよ」
身体に当たりそうな風船だけを撃ち落とす。
量はマスカだが命中精度と速度ではストロベルの銃が優っているのだ。
余裕が出た分、攻撃にも回しだしたということ。
ぴゅー
マスカのボトムスの反対側にも水が辺り、はらりと地面に落ちていった。
「あぁっ」
「どう?恥ずかしい姿を晒したのはあなたの方よっ」
手で秘所を隠したいが、風船をなげられず勝ち目が無くなる。
そんな気持ちが羞恥心とのジレンマを生み出す。
「もう、破れかぶれだっ!」
マスカは水風船を大量にストロベルの真上に投げる。
「うゎ?!」
投げられた水風船を迎撃するストロベル、
その隙にストロベルに向かい駆け出すマスカ、
マスカの手には一つの水風船、
そしてそれに気がついたストロベル、
慌てて標準をマスカへ変更、
間に合わずマスカが接近して、
ストロベルの股間に水鉄砲を直にぶつける……
ぱしゃんと割れる水風船
「あ、あぁん」
刺激に悶えるストロベル……
その両の手に握られている水鉄砲の銃先が、
マスカの胸に。
「あ、あでゅ……っ」
『ぴゅー』
「ふあっ」マスカの胸の先を捉えていた。
そして溶ける水着。
 
マスカ 失格
ストロベル 勝ち残り
 
 
高いところからそんな二人の様子を見ていたコルエット、
ウットリとした表情で、身体を熱くするのであった。
 
 


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