正義の味方……？　（上）。

ある天気の良い日の昼下がり。
村で美人で有名な姉妹が村外れの丘にある花畑に来ていました。
姉は、後で髪を質素なリボンで縛っている。妹は肩までのウェーブ掛かったセミロング。
「お姉ちゃん、お昼にしよっ」
「うんっ、サンドイッチを作ってきから、一緒に食べましょう」
2人は芝生の上にシートをひき、昼食準備を始めた。

とそこに、林の中からわらわらと盗賊が5人現れた。
盗賊に取り囲まれた姉妹。
棟梁と思しきショートカットのボーイッシュな女性が
「わるいね！身ぐるみ全部おいていってもらうよ！」

姉は怯える妹をかばう。
「お金はこれだけしか……食料も欲しければ渡します、どうか……」
懇願する（姉）に、
「当然全部盗る。あと身につけているものも！」
衣服までも要求する。
「……こんなところで脱げませんっ」
「まあ、脱がないなら、中身毎さらっていくだけ！」
女盗賊が言う言葉に、げへげへと周りの盗賊達が同意する。
「やだ許して……」
（妹）はすっかり怯えている。
「……私が脱ぐわ。妹は許してあげて」
姉は逃げ道はないと悟り、意を決して自らの衣服を脱ぎ始めた。
（姉）は盗賊のいやらしい視線と妹の心配そうな視線に戸惑いつつ
ゆっくりと肌を露わにしていく。
湯浴びをするでもなく、着替えをするでもなく
裸を見られるために野外で脱ぐという行為に屈辱と羞恥を感じていた。
下着姿になり手を止めると、
「全部脱ぐ！まっぱよ真っ裸」
女盗賊は強い口調で命令した。
「……お姉ちゃん」
心配そうに声をかける妹の顔は見れず
勇気を振り絞りブラを外し、ぱんつを脱ぐ。
「うう……」
（姉）は盗賊から好奇な視線を肌で感じ、身体を震わす。
女盗賊がずずいと近づいてた。
「まだ何隠しているかもしれない！確認するよ！」
女盗賊は自分の指を村娘（姉）の口の中に捩じ込んだ。
「んんッ……！？」
思わず後ずさる（姉）
「逃げるとそっちの娘に手をかけるよ！」
一言脅すと、（姉）はその場に踏ん張った。
盗賊女の指が口内を、舌を触りまわる。
くちゅくちゅ。。
口の中で唾液が音を立てる。
舌を撫でたり挟んだり。
くちゅくちゅくちゅ。
もぞもぞとうごめく指の感触によって
（姉）の青ざめていた表情はみるみると朱色に変わっていく。
「な、なにをするの……」
口から抜き出された唾液にまみれた指を目の前に、女盗賊の次の手が迫る。
「きゃはは、こうよ！下のお口も確認しなくちゃあね！」
「はっ、ひあゃっ？！」
女盗賊は（姉）の股を弄り始める。
（妹）を思えば、拒絶することができず、
（姉）は無遠慮な指の動きに嫌悪感を覚えつつもされるがままに。
唾液で濡れた指先が（姉）の入り口を探り当てる。
「っ……！」
（ぬぷぅ〜……）
「きゃはは、ここにも何隠してないか調べるから！」
徐々に滑りが良くなってきた中を存分に掻き回す。
「っ……もう立ってられない……」
ガクガクと脚を震わせる。
「ひっ、っ……やめ、やめてくだい……妹の前でっ、あっんんっんっっ！！」
びくっびくっと身体を震わせる。
女盗賊が指を引き抜くと、液体がびゆっびゆっ……と勢い良く吹きだした。
「いや、いやああっ……止めて……」
（姉）は盗賊と（妹）の見ている前でいってしまった。
「さて、あんたの番だよ！きゃはは！」
（妹）はすっかりと怯えて、ただ、ふるふると首を小さく横に振る。
「こっちの娘は脱がないよだからさらって行くよ！」
「あいあいー」
「え、や！助けて、やああああーーー！！」
「カヤ！！返してく……私ならなんでもしますから……！」
必死にしがみつくも、振り払われ地面に倒れる。
『あばよー』
妹と盗賊たちの姿が遠く離れていく。

ぽつんと残った（姉）、妹を守れずに涙が溢れる。

……

「ねえ、大丈夫？」
声をかけられた方を見ると、魔道士風の女性が立っていた。
スラリと長身で整った顔立ち。
彼女は外したマントをふわりと（姉）の裸体にかけ隠してくれた。
「あ、ありがとう……あなたは」
「あたしはミラーシュ。旅の途中で通りかかったんだけど……ひどい目にあったみたいだね」
（姉）は盗賊に襲われたこと、妹がさらわれたことを伝えた。
「早く村に戻って助けを呼ばないと……妹が！」
悲痛な声を聞いて、ミラーシュは（姉）を抱きしめた。
「あたしが助けて来てあげる」など口にするので、反射的に
「もし、妹を助けてくれれば、私に出きることならなんでもしますからどうか」
「言ったね？」
「え」
「なんでもするって。言ったねー？」
ミラーシュは言質を取ったとばかりに喜ぶ。
「え、あ……うん」
「妹さんを助けられたら、姉妹で可愛いがっちゃおう」
いたずらっぽく笑うミラーシュ。おまけに（姉）の胸も一揉み。
「ひゃあッ……え、えっと……」
冗談なのか本気なのかどう受け取って良いかわからず言葉に詰まる（姉）。
「じゃあ行ってくるよん」
ミラーシュは送迎ゴーレムを得意の土の魔法で作り（姉）を村へ送るように命令した。
そして、自らはひとり盗賊のアジトを目指す。