土の塔最終決戦。
ミリアの剣とミラーシュの魔法が火花を散らす。
ミラーシュが魔法で放つ土のつぶてをミリアは剣で払う。
徐々に距離を詰めるミリア。
「ふぅん、やるじゃない! こんなのはどう!」
ミラーシュは召還するつぶてを先ほどより小さくし、数を増やす。
10、20個のつぶてが一斉にミリアに襲いかかる。
「くっ、多い…きゃあっ!」
全てはかわし切れず被弾する。
(キュィーン)
しかし、ミリアの鎧が魔力を無効化しダメージは受けていない。
「はうっん」無効化した振動となってミリアの身体を揺さぶる。
「ふぅん、いい鎧ね。でも、あたし好み。ミリアちゃん、どれだけ耐えられる?」
鎧の特性を一瞬で見抜き、ミラーシュは目を細める。
「ううっ」ミラーシュの表情を見て恐怖を感じるミリア。
対照的に嬉しそうな表情のミラーシュ。
「あ、それ、それそれーー!」
魔法のつぶてをミリアに放つ。
一度命中するとミリアの動きは鈍くなり、連続で当たる。
「くっ……あっ、あっあんっ」
露出度の高いミリアの紐水着型アーマー。
振動は主にミリアの胸の先と股間に来る。
ミリアの動きが鈍ったのを見て、
ミラーシュは徐々につぶてを大きくしていく。
魔法の威力が大きいほど、鎧の振動も大きくなる。
「(あんなに大きいの、当たると大変…)」
ミリアは必死に避け、ミラーシュに徐々に近づいていく。
ミラーシュもけして余裕があるわけではない。
絶大な魔力を持つ魔女ではあるが、筋力は一般人レベル。
接近される前に倒す必要がある。
ちょこまかと動くミリアに対し避けられない程の大きな魔法、大魔法の呪文を唱え始める。
「土よ、集い、大岩となりて、敵を粉砕せしめよ−−」
ミリアとの距離は十分、これで決めれる。
「させません!」
ミリアは起死回生で、剣を投げつけた。
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BAD END (敗北へ)
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HAPPY END (勝利へ)